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2012年4月22日更新 →バックナンバー
今回の趣味

幼稚園事情



 留学や仕事等で海外に住んでいる方、または海外出身で今、日本に住んでいる方に、ご自分で見たこと、聞いたこと、感じたことを伝えていただくコーナーです。 第55回目は日本にお住まいの中国人・ホウさんがお送りします。


自己紹介
中国上海出身、東洋の真珠と呼ばれている上海の華やかな一面や暗い一面等をご紹介していきたいと思います。埼玉県在住。現在、くまがや館カルチャースクール楽しい中国語会話の講師を務めています。


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 中国では女性の地位が高いので、大体夫婦ともに働きます。そのため、保育園も幼稚園も充実されています。0歳から保育園に入れてもいいですが、おじいさんおばあさんに3歳まで見て貰って、幼稚園に入れるのもごく普通の事です。
 中国の幼稚園は遅くまで子供を預かってもらえるので、親は安心して働けます。幼い子供にとって、幼稚園はまさに月曜日から金曜日まで過すもうひとつの家です。非常に忙しい親は全寮制の幼稚園を選んで、月曜日の朝に送って金曜日の夜にお迎えという週末家族です。
 中国人はお弁当を作る習慣がありませんので幼稚園で食事を作る係り(先生ではありません)がいて、毎日献立を立てて、暖かいご飯を作ります。昼食後は1時間半位お昼寝の時間になります。 

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 家の子供は4ヶ月間、ローカルの幼稚園に入れたことがあります。中国の先生は日本の先生とイメージが違い、あまり運動をしないので、定年まで働けます。しかも、怖い顔をしているように見えます。子供の人数が多い時は1人の先生が20人位見ないといけません。
 家の子を入れた夏のとても蒸し暑い日に、先生は楽したいので、クーラーを強くかけていました。私は汗びしょびしょになりながら迎えに行き、部屋に入ると寒くてあっという間に体が冷えてしまった覚えがあります。クラスの子は次々に風邪を引いてしまいましたが、親は先生の事を怖がって、誰も文句一つ言えませんでした。
 現実の厳しさで、中国の親は先生に自分の子供を優しくしてくれるように、金券やプレゼントなどをお礼として先生に渡します。それで、私も日本から持って帰った口紅やサングラスなどを2人の先生にあげました。
 同窓会の時に、幼稚園の事を話し出したら、次のような会話を交わされました。
 「みんな先生に何かをあげるでしょう、皆あげるから、結局同じになるでしょう。」
 「そうしたら、おりっこが勝ちますよ。」
 「何を先生にあげますか。」
 「さすがに現金はまずいから、代わりに金券か買い物券などね」
 いかがのものでしょう。お礼というより賄賂だと思いますが・・・。

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 2年前に、好奇心満々の私は今の幼稚園事情を知りたくて、ママ友に聞いてみました、彼女は「みんなあげたので、うちはあげませんでした。きりがないから」ときっぱり答えてくれました。でも、このような「ケチ」親は極めて少ないと思います。
 こども達はあまり運動しない替わりに、沢山勉強します。つまり英才教育です。小学校に上がるまで、ピンインという発音記号とか、簡単な算数とか、英語のアルファベットとか、できないと小学校の先生に怒られるようです。
 人口が世界一番多い国では、親も子供も必死に生きて行かないといけません。
 家の子供は3歳の時、熊谷の山も畑もある立正大学付属幼稚園に入りました。毎日走り回って、泥まみれになって帰ってくる姿をみて、日本の子は豊かな子供時代を過すことができ、とても幸せだと思いました。



取材記者:ホウさん


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