第64回　秋の庭の彩り

　庭がようやく落ち着きを取り戻してきました。秋の花々は遅れていたものの、ちらほらと庭の彩が始まり、立冬の頃には秋の庭が華やぎます。今回は立冬前後の庭の様子をお伝えします。

宿根アサガオ

　9月から11月中頃まで咲き続ける花です。晩夏の花の少ない時期にブルーの花を咲かせ、その色は涼やかです。が、欠点もあります。生命力旺盛で、他の植物につるが絡まり、枯らしてしまうほどです。伸びるつるを抑制しながら、花を楽しむことになります。秋のバラの花と一緒に咲いているひとこまです。

秋のばら

　夏の暑さに耐えてようやく咲き始めたバラの花。秋のシーズンは、5月のバラのように一斉に開花しません。品種によって開花時期がずれます。5月の華やかさと異なる気品を感じます。

バラと山茶花

　山茶花も開き始めました。山茶花や椿の花を「冬のバラ」という人がいます。花の形が似ているからでしょう。丁度山茶花の脇につるバラが寄り添っていました。

メキシカンセージ

　セージの仲間は優れものが多く、日照条件が悪くても花を付けます。木立の下の彩を保ちます。

カラスウリ

　川沿いの篠の中や竹やぶの中で見かけるありふれた秋の風景が最近は見られなくなりました。色付いた実を見ていると少年時代を思い出します。庭で楽しもうと2年前に植えました。

取材日：2010年10月26日／取材記者：ミノくん

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