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今回の知恵 熊谷人物伝

第138回 熊谷地方気象台 2012年7月23日更新



熊谷地方気象台
<熊谷地方気象台はどんな所?>
 1896年(明治29年)12月1日に埼玉県熊谷測候所として、気象観測の業務を開始して以来、100年以上場所を移転することなく業務を続けている全国でも数少ない気象官署のひとつです。
 埼玉県内の気象や地震など各種の自然現象を監視するとともに、注意報・警報などの防災気象情報を県内の防災関係機関に提供してお知らせすることで、自然災害の発生防止、被害の軽減、交通安全の確保などに貢献しています。 
 また、毎年8月に『あついぞ!熊谷 お天気フェア』を開催し、気象観測の楽しさを知り、親しみを持っていただけるような活動しています。
熊谷地方気象台HP


<気象台の仕事>
 自然現象を監視し、埼玉県の気象の特性などを総合的に判断して気象予報や注意報・警報を発表できるよう24時間体制で勤務しています。また、これまで観測された気象資料の閲覧や照会、気象証明や鑑定書の発行なども行っています。
 その一方で、皆さんに気象台の仕事や気象知識を知ってもらえるように、『気象台施設の見学』や『出前講座』、『講師派遣』を実施しています。

<気象台の取り組み>

 気象台では皆さんがご覧いただけるように、熊谷地方気象台のホームページを作成し、『気象台の仕事』や『天気予報』『防災情報』、『気象台からのお知らせ』などを掲載しています。
 特設コーナーとして『高温・熱中症対策』を掲載し、熱中症への注意を促しています。

屋上からは熊谷市内が一望できます。


屋上から見た観測露場(ろじょう)
<観測機器>
【庁舎屋上】

風向風速計
風の向きと速さを計測します。

【観測露場】

温度計・湿度計
地面の影響を受けない1.5mの高さで、
地熱の影響を受けないように
計測器の周りは空気循環をしています。

 
日照計
日照時間を計測します。



積雪計
地面の白いプレートの上に積もった雪を
レーザーを照射して計測します。
【庁舎横】

ウィンドプロファイラー
電波を飛ばして上空平均5000mまでの
風向きや強さを計測します。



感雨器
計器の先端に雨が触れると反応します。


転倒ます型雨量計
時間ごとに降った雨の量(降水量)を
計測します。
<熊谷市は何故暑いの?>
 2007年8月16日に40.9度を記録した熊谷。なぜ熊谷市が暑くなるのかお聞きしました。
 「熊谷市が夏に暑くなるのには、ふたつの理由が考えられます。
 1つ目は、日中に吹く南風が東京などを通る間に暖め られ、熊谷付近を通過する時には熱い風となって気温を上昇させます。
 これには、大都市の人工熱などのために気温が高くなる『ヒートアイランド現象』が影響しています。
 2つ目は、上空に吹いている西風が、秩父の山を越えて吹き降りる時に、空気が圧縮されて温度が上がる『フェーン現象』が起き、温度の上がった空気が熊谷付近に流れ込んで気温が上がることが考えられます。」とのことです。
 これから夏本番を迎えますが、くれぐれも体調には注意しましょう。




埼玉県の気象情報は
この部屋で決定しています。
<夏休み熊谷地方気象台見学について>
 『気象台施設の見学』は随時受付けておりますが、夏休み期間(7月21日〜8月31日)は、毎週火曜・金曜日のみの実施日となります。
  熊谷地方気象台見学には事前のお申込みが必要となります。
  詳しくは熊谷地方気象台HPをご覧ください。


  <あついぞ!熊谷 お天気フェア2012>
 2012年8月25日(土)10時より、熊谷地方気象台にて『あついぞ!熊谷 お天気フェア2012』を開催いたします。
 会場では『竜巻発生装置で竜巻を見てみよう!』『降雨体験車で大雨を体験しよう!』『温暖化について勉強しよう!』『気象予報士特設コーナー』『実験コーナー』『気象観測装置(気象測器)の見学・説明』『はれるんと記念写真!』等をお楽しみいただけます。
 当日も気温の上昇が予想されます。熱中症予防のため帽子・タオル・飲み物をご持参下さい。


取材日:2012年6月27日/取材記者:なべさん
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