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熊谷市文化財日記

歴史 地域

小江川・聖観寺跡

丘陵斜面の平場に残る石仏群

緩やかな丘陵と、谷合の斜面に並ぶ家々の風景が良く残る小江川の地には、かつて「聖観寺」と称する寺院がありました。
この寺院の開基は不明ですが、江戸時代の文化・文政期(1804~1829)に編まれた武蔵国の地誌『新編武蔵風土記稿』には、「聖観寺 天台宗今市村高蔵寺末小久保山大悲院ト號ス 本尊観音ヲ安ス」と記されています。
明治期の廃仏毀釈により廃寺となったこの寺院は、現在、その存在を示すものとして、天和・元禄期(1681~1704)にかけて造立された僧侶の墓塔の無縫塔や庚申塔・日待供養塔が数基、東向きの平場に残されています。無縫塔には、「元禄十七甲申年 権大僧都法印永海 和尚位 正月十二日」と刻まれています。
地元の小江川自治会では、往時を偲び、「小江川千本桜」事業の一環としてこの地を整備し、桜を植樹しています。

■小江川・聖観寺跡の詳細情報

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作成日:2018/01/17 取材記者:江南文化財センター