チベット仏画師　飯野博昭　旅日記【ラオス首都ビエンチャン編】

くまがや人の旅日記

～2016年迄掲載趣味

7月からタイ～ネパールを旅行中の飯野博昭さんが、
旅先の出来事を絵はがきにのせて皆さんにお伝えします。

タイ東北地方の町ノーンカーイからバスに乗り、メコン川を渡って国境を越えてラオスの首都ビエンチャンへとやって来ました。
開発の波が押し寄せるラオス。最後に訪れた5年前と比べても変化は歴然で、ひとつの国が成長するというのはかくも凄まじきエネルギーなのかと驚くしかありません。ただ、やはりかつての姿が次々と失われてゆくのは少々の寂しさは、感じていますが。とは言え彼らの人なつこい笑顔は相変わらずです。
ラオス料理は独特の調味料のお陰で滋味深く、フランスの食文化の根付いたバケットサンドイッチや焼菓子などは日本より美味しいくらい。とにかく濃いコーヒーにたっぷりの練乳を加えたラオス式コーヒーはクセになる。
寺院はタイと比べるとギラギラしておらず、やや渋い雰囲気。荘厳です。朝は托鉢の姿を目にし、読経の響く仏教信仰にあつい国でもあります。
この辺で。

【2016年07月24日　Laos Vientienneにて】

■飯野博昭さんプロフィール

1970年、埼玉県熊谷市生まれ。
1995年～2000年にかけてアジア・中東・欧州放浪の後、カトマンドゥに渡り、チベット人タンカ絵師カルマ・トゥプテンに師事。カトマンドゥ、北インドのダラムサラ、日本にて制作活動を行う。
2008年より日本に拠点を移し、不定期で個展を開催。タンカの技法を用いた植物画のワークショップを行うなど、活動の幅を広げています。

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