設計段階で「収納スペースをたくさんとってください」とご要望される方は非常に多いです。
家の大きさが同じならば、収納スペースをたくさん設ければ居住スペースはそれだけ減ることになります。
言い換えれば収納スペースは「デッドスペース」とも受け取れます。
デッドスペースをたくさん増やして、本来必要な生活する場所が減ってしまうことは非常に勿体無いとは思いませんか?
何故日本の家は収納スペースがたくさん必要なのでしょうか?
答えは、日本人は他の国の人と比べて圧倒的に持ち物が多いためです。
様々な国の中流家庭の持ち物を並べて写真を撮影した本があります。
ヨーロッパやアメリカなど先進国の中でも日本はダントツに物が多いです。
しかし、写真を見るとなんだか日本の家にある物は随分と貧相に見えます。
欧米の家に置いてあるソファやベッド、タンスなど家具やインテリア類はよく選んで決めた良質そうな物ばかりです。
一方、日本の家に置いてある家具やインテリア類はどことなく貧相に見えます。
日本人は安価ですぐに交換するような物に囲まれた生活に慣れてしまっているように思えます。
家具やインテリアだけでなく、食器や文房具、衣類や靴など・・・安価ですぐに駄目になってしまうものが溢れているように思えてなりません。 |