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2007年7月30日更新

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マン島より

　留学や仕事で海外にすんでいる方にメディアを通した目ではなく、ご自分で見たこと、聞いたことを伝えていただくコーナーです。
　第14回目はイギリス　マン島にお住まいのデイジーさんです。

プロフィール

名前・・・・・・・・・
現住所・・・・・・・
出身地・・・・・・・
職業・・・・・・・・・
在住・・・・・・・・・

デイジーさん
イギリス　マン島
埼玉県深谷市
主婦
2006年4月からマン島へ
（2002年～2003年カナダ在住）
（2004年～2006年イギリス在住）

マン島より

　皆さん、はじめまして。現在イギリス、マン島に住んでいるデイジーです。
「マン島？一体どんなところ？」と思われる方も多いと思いますので、(実は私、主人と知り合うまで「マン島」という名前さえ聞いたことがありませんでした…)今回は簡単にこの島の紹介をしたいと思います。
　マン島はグレートブリテン島とアイルランドの間、アイリッシュ海に浮かぶ南北約４８km、東西約２０kmの島(日本の淡路島ほどの大きさ)で、現在約８万人が暮らしています。英語ではIsle of Man (アイル　オブ　マン)といい、ケルト神話に出てくる海の神、Manannan (マナナン)がこの島の守り神でもあったことからこの名がついたという説があります。

モータースポーツ天国

　　
TTレース中の渡辺さん、吉田さんチーム。
海辺の町が私の住んでいるRamsey(ラムジー)というところです。

マン島より

沿道で観戦する人たちの目の前を　　　　　　街中のパブでビール片手に　　
　　バイクが走り抜けていきます。　　　　　　　レース観戦する人もいれば、　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　このように野原でピクニックしながら　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　のんびり見ている人も。　　

　もしマン島の住民に「島で一番有名なものは？」と聞けば、きっと全員がこう答えるでしょう。マン島TTレースは世界最古の公道バイクレースで、毎年5月下旬から6月上旬の2週間開催されます。普段は静かな島も、この時期ばかりは世界中からバイカーたちがやってきて賑やかになります。　特に今年はTTレース開始から100周年ということで、例年以上に盛り上がりました。
　日本からは、この「くまがやねっと」さんでも紹介された、熊谷市在住の渡辺正人さん率いるチームがサイドカー部門に出場。優勝候補チームが続々とリタイアする中、渡辺さんのチームは見事に完走されました！
　TTレース期間以外にも島内あちこちでバイクレースが行われ、また、クラシックカーレースやラリーレースなどもあり、モータースポーツ好きの方にはぴったりなところです。

ヴィクトリア朝の面影が残る島

　蒸気機関車　　　　　　　　　　　　　　　　　　　路面電車　　　

　　　　　マン島より

　　　Laxeyの水車　　　　　　　　　　　　　　　電車からの眺め。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　あちこちに羊が放牧されています。　

　マン島にはヴィクトリア朝時代（19世紀）の英国をしのばせるものが数多く残っています。
　上記写真の蒸気機関車と路面電車は100年ほど前からいまもこの島を走っていますし、Laxey（ラクシー）という町にある世界一大きな水車は、昔は炭鉱のために使われ、現在は観光用に公開されています。
　ところでこの蒸気機関車、どこかで見たことがありませんか？実はこのマン島の機関車をモデルに、あのかわいらしい「機関車トーマス」の話が作られたそうです。
　蒸気機関車も路面電車も車窓からの眺めが素晴しく、イギリスらしい街並を通り抜けると、緑あふれるのどかな田園風景や、青い海が目の前に広がります。

アウトドアライフ

シーカヤックをしながら夕日を眺める

　山と海、自然いっぱいのマン島ですので、アウトドア、マリンスポーツを思う存分楽しむことができます。ハイキング、マウンテンバイク、キャンプ、乗馬、シーカヤックにヨットなどなど。ここの人々は皆、島の自然に合った自分なりの楽しみ方を見つけ、生活を充実させているように思います。ちなみに私は、週末に主人とシーカヤックをしたり、ハイキングに出かけたりしています。

　マン島は、小さな島ではありますが世界に誇る文化を持ち、自然と人とがうまく調和した美しい「国」です。私はここに住み始めてからまだ2年目で、やっと島での生活に慣れてきたところですので、これからゆっくりと、「私らしい」楽しみ方、マン島ライフを見つけていきたいと思っています。

取材日：2007年7月23日／取材記者：デイジーさん

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