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ツイート 2013年7月26日更新 バックナンバー デンマークの夏休み事情 　留学や仕事で海外にすんでいる方にメディアを通した目ではなく、 ご自分で見たこと、聞いたことを伝えていただくコーナーです。 　第67回目はデンマークにお住まいのゆみぞうさんがお送りします。 行楽シーズン到来 　デンマークの学校の夏休みは日本より早く、6月下旬から始まり、8月上旬に終わります。小中学校の子供達は休みの大半は学童に通いますが、短い夏を楽しむ為に家族で出掛ける計画を立てます。旅行に出かけたり、近場の海に出かけたり、親戚を訪ねたり、友達とバーベキューをしたり。ちなみに公務員は有給が年に5週間、さらに毎月のお給料からホリデー積み立てが勝手に引かれており、5月1日以降にそれが戻ってくると言う仕組みになっており、夏は遊ぶもの！と決まっているようなものです。知人に会うと挨拶代わりに「夏休みは何をするの？」と聞かれます。 国外旅行かサマーハウスか 　旅行で意外と多いのが、車で南欧、東欧に出掛け、キャンプ場のバンガローに泊まるパターン。家族が多いとその方が安上がりですが、子供達が飽きてしまったり、日中暑かったりと大変です。夜に出発したり、どこかで一泊するなど、綿密に計画します。施設が充実して人気のあるキャンプ場はすぐに予約でいっぱいになってしまうので、 用意周到な人たちは、何ヶ月も前から旅行の予約をします。いやいや、夏のデンマークは最高でしょう！という人たちは国内にある貸別荘を探します。海辺にサマーハウスを持っている人もかなり多く、親戚や友達の所に泊めてもらう人もいます。たいてい１週間はのんびりサマーハウスで過ごします。 我が家の夏休み   たらいで行水 　残念ながらいつも無計画な私達は、夏休みが始まってから友達の予定を聞いて焦ってしまいます。でも幸い保育園は2週間しか閉まらないので、大きな旅行をする必要はありません。今年も夏休みの間はコロニヘウンに滞在する事にしました。コロニヘウンとは、ちょっとした庭に簡易な建物のことで、都会に住んでいる人たちが週末過ごせる場所です。一つの場所に何軒も集まっており、組合によって管理されています。花火、たき火禁止、12時から2時まではうるさくしないなど、住民が静かに過ごすための決まりがいくつかあります。我が家のコロニヘウンは電気もシャワーも無く、かなり原始的な造りですが、太陽の光に寄る発電やインテリア雑誌に出てきそうな内装など、とっても素敵で過ごしやすい家も数々あります。たまには電話の電源を切って（というか電池が切れても充電できない）庭になったサクランボを食べながら、芝生でゴロゴロするのもいいものです。。 家族で自転車旅行   　今年の夏はあまりにも天気に恵まれているため、義理の弟一家と一緒に自転車で旅行する事にしました。弟には子供が4人、一番下の子はなんと3ヶ月！どうやって自転車に乗るの？と思いましたが、自転車に付ける荷台にチャイルドシートをくくり付け、そこに座らせたのでした。大人4人に子供7人の大人数、テントやマットレスを載せて出発です。日本では見られない光景ですが、デンマークでは良くある事。自転車専用の道も多く、車を気にせず安心して子供と自転車に乗れます。 自然の中のキャンプ場 　デンマーク内にはたくさんのキャンプ場があります。トイレ、シャワー、台所の他に子供の遊び場も備えた立派なキャンプ場もありますが、私達が好むのは自然の中のキャンプ場。水道もトイレも無いけれど、テントを張って宿泊していいですよ、という場所です。そこだとたいてい他に宿泊者がいないので、子供達が騒いで他の人に迷惑をかけるという事がありません。たいていが森の中なので、お店も近くになく、荷物が多くなりますが、その不便さもいい思い出になります。今回は湖がたくさんある地域を選んで行ったので、たまに休憩して湖で泳ぎました。天気がよいと言っても日本の暑さとは全く比べ物にならず、水温もかなり低いですが、こちらの人たちはへっちゃら。朝も昼も夕方も、服を脱いでは水遊びをしていました。日本では有給があってもなかなか消化できなかったり、させてもらえなかったりしますが、デンマーク人には信じがたい事のようです。 裸で泳ぐ子供達 携帯が充電できるようにソーラーパネルがありました。 取材者：ゆみぞうさん バックナンバー

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