くまがやねっとは、埼玉県熊谷市近隣の情報をお届けする非営利のコミュニティサイトです。
みんなのコミュニティサイト「くまがやねっと」へようこそ!
HOME>お気に入りの本 →お気に入りに登録する →お友達に紹介する


くまがやねっと情報局
お気に入りの本
2005年10月11日更新 →バックナンバー

本のタイトル
it(それ)と呼ばれた子

著者 デイヴ ペルザー
出版社 青山出版社
価格 1680円(税込)
発行 1998年4月


第17回目のご紹介はたかちゃん。
 こんなにもひどいことが、なぜできるのだろう。この本は、世界中の人々に読んで欲しい。


 一気に読んでしまった。こんなにもひどいことが、なぜできるのだろう。
最近、日本でも子供の虐待のニュースが多い。昔からあったのかもしれないが、表立って出てこなかった・・・。著者の過去を読んで、よく生き延びられたと思う。よほど強い精神力を持っているのだろう。
 今は同じような境遇の人々のカウンセリングをし、手を差し伸べているという。子供が親に虐待されたら、逃げ場がない。どんなにいじめられても、そこが我が家だから・・。
 虐待は、その家庭だけの問題ではなく、地域の、国の問題として、みんなで子供を守っていかなくてはと強く感じた。虐待する親には、過去に虐待を受けたという経験のある場合が多いと言う。知らず知らず、子供にそうしてしまうというのは、恐ろしいものだ。
 自分の子育て時代を振り返ると、一人で三人の子を育てた日々がよみがえる。毎日しかっていたように思う。ゆとりがなかったんだなあ・・・。あの頃は、夫たちは、企業戦士として朝から夜まで働くのがいいとされていた。
そんな中で妻たちは、一人で子育てにあがいていた。虐待をしなくて良かった。一歩間違えば、周りの友人たちとのかかわりがなかったらと思うと、ぞっとする。幸い三人とも、ぐれることもなく大人になり、好きな道を進んでいる。この子たちが親になったとき、やはり、友達や家族に支えられて、いい子育てをして欲しい。
 近年、日本でも虐待によるこどもの死亡がニュースになる。
そのこたちが、虐待から逃げ出すためには、どうすればいいのだろう。
虐待しない親を育てるには、社会は、我々はどうすればよいのだろう。
他人事と受け止めずに、子供はみんなで守ってやれたらいい。
この本は、世界中の人々に読んで欲しい。


→バックナンバー


メールあなたのお気に入りの本、募集中です。

くまがやねっとでは、「お気に入りの本」を募集しています。あなたのお気に入りの本を教えて下さい。応募したい方は、以下のボタンからメールでご投稿ください。その際、氏名を必ず表記して下さい。
メールで投稿する
たくさん応募してね


HOME Pageの上へ↑

みんなのコミュニティサイト「くまがやねっと」
Copyright© くまがやねっと. All rights reserved.
運営会社: スマイルアート大和屋