かわいい花や庭の植栽の引き立て役、
ガーデンオブジェⅡ

　新年あけましておめでとうございます。新春を迎え、新たな気持ちでお過ごしのことと存じます。
　バラの剪定や誘引の時期に入り、寒さの中でも5月の開花を楽しみに手入れをしているころではないかと思います。
　12月に続いて今回もガーデンオブジェについて紹介をしたいと思います。今回も手作りできるオブジェが多くありますので、お庭に合わせて気に入ったものを春に向けて手づくりしてみてはいかがでしょうか。

　今月も、かわいくてセンスのよい、庭のポイントになるガーデンオブジェの紹介です。

遊び心と創意工夫があるガーデンオブジェ

＜須田ガーデン＞
　花友遊の会長で、バラの種類と数では一番で、私たち会員のバラの先生でもあります。昨年の晩秋、お宅を訪れると青空をバックに紅葉しているアケビ棚がとてもきれいに映りました。庭をのぞいてみると剪定したアケビの太いつると細いつるを上手に編んで籠をつくり、アリッサムをアレンジし庭の一角に置かれていました。自然でとてもよく庭に馴染んでいました。
　また、昨年3月に花友遊の講習で作った額には花が植えられ、額のまわりにアケビづるをうまく這わせて、額を飾っています。
　自然にあるものは、うまく庭や花になじみいいものであると実感いたしました。古瓦のオブジェも立派にできていますので春のオープンガーデンに出かけてみてはいかがでしょうか。アイデア次第でいろいろな素材が生きてくるものですね。

アケビの花籠

アケビのつるを這わせて

＜小林ガーデン＞
　和洋折衷の庭づくりを目指し、流木や流木を使ったオブジェなどを中心にご主人が手づくり作品を数多く手掛けており、きめ細かい庭づくりがなされています。最近、玄関わきに作ったかわいい小屋には、写真のようにおしゃれなランプや数々のオブジェが整然とセッテングされ、庭の一角のポイントとなっています。近くにあるパーゴラやアーチにはバラが絡み、5月には色鮮やかなバラが楽しめます。また、玄関アプローチには『少女と子犬』のオブジェが置かれ、ハート型の葉をしたグランドカバーのデイコンドラの緑と白とのコントラストがとても上品に仕上がっています。オープンガーデンの折にぜひ楽しんで頂ければと思います。

　かわいい小屋

少女と子犬のオブジェ

＜加藤ガーデン＞
　4シーズン楽しめる庭づくりを目指しています。クリスマスローズ、水仙、椿、すみれ、スズラン、半夏生などの群生や山野草を楽しむ和の庭と、バラなどを楽しむ洋の庭の両方を手掛けております。
　近くの神社で伐採したクヌギの木や白樺の木を使って、小人とこけしを作っていました。玄関先や庭の随所に置いてみようと考えています。最近、庭に少しずつオブジェができるのを楽しみにしているようです。
　ちょっとした端材を使って鳥を飾ってみました。パーゴラやアーチ、木などにつるして楽しんでみてはどうでしょうか。くり抜く形をいろいろ変えても面白いと思います。意外と簡単にできるので楽しみながら作ってみてはいかがでしょうか。
　いろいろなオブジェがありますので是非お出かけください。

小人とこけし

鳥を飾って

作成日：2013年1月15日／作成者：なべさん

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