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くまがやねっと情報局
2005年5月1日号 →バックナンバー
何だろうコーナー
 第一回目は北大通りの道路上の建物を取り上げます。
熊谷市の北大通りに道路をふさぐ四角い建物が建っているのをご存知でしょうか。
これは一体何だろうと思っている人も多いのでは?



北大通りに面する「防音ハウス」
 北大通りの四角い建物は昨年8月に建設され建物の名称は「防音ハウス」と呼び、発進立坑と呼ばれる、ここからトンネルを掘り進めるための施設があります。
 工事の目的は現在使用している赤城分水工〜星川まで元荒川幹線用水路(暗渠:約2km)は、地下水利用から地表水への水源転換に伴う今後の農業用水の需要増に対応できない状態となっていますが、元荒川幹線用水路は、住宅地や鉄道下等を通っていることから改修が困難です。このため、元荒川幹線用水路を廃止して、北大通りの成田用水路〜星川間(L=669m)を結ぶことにより、下流の農地へ必要な農業用水を供給するものです。
 施工延長は696m、工期は平成16年2月10日〜平成18年3月27日です。350m付近は八木橋デパート、570m付近は星渓園付近にあたります。


歴史ある大里用水
 熊谷市を中心とする大里地区の用水路と六堰は、今から400年くらい前につくられ、荒川の水を田んぼに引き、大里地区の稲作を大きく育てました。
 この六堰とは荒川に作られた6つの堰(北側の上流から、奈良堰、玉井堰、大麻生堰、成田堰の4つと、南側の御正堰、吉見堰[万吉堰]の2つ)をまとめた呼び名です。


 このプロジェクトは農水省が進める農地防災事業の一環です。

 熊谷市民に親しまれている星川(荒川左岸幹線用水路)は荒川のほか、地区内農家の井戸に水源を頼っています。しかし流水の枯渇により地下水利用等の問題が出て、荒川の水を引き込むことが必要と考えられました。

 元荒川幹線用水路と星川をつなぐ水路は住宅密集地の下を通っており工事が困難なため、北大通りの下を通る成田用水路に荒川に水をう回させ再び荒川につなげようというのが今回の計画。 その間を結ぶ水路トンネルの工事が行なわれているというわけです。
  24時間態勢で作業をしています。


詳しくはこちらで
 この建物は関東農政局大里農地防災事業所です。この工事の発注者です。
詳しいことはここに聞けば詳しく教えてくれます。

住所は熊谷市三ヶ尻2349
電話番号は048−533-6868です。


取材日:2005年4月12日/取材記者:みいちゃん

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