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2011年6月4日更新 →バックナンバー
今回の趣味 第6回 計画は生きている

 妻沼聖天山本殿保存修理竣功法会の最初の法会である「竣功落慶報告除幕法会」が、6月1日執り行われました。6月は法会と記念事業が次々と進められます。
 今回は保存修理工事と同時期に策定された計画にスポットを当ててみました。 
 平成17年(2005)3月に「妻沼町中心市街地活性化基本計画」は発表されました。この年の10月には、市町合併が行われ、合併後の新たな計画の発表に、すっかり忘れられてしまったようですが、当時の関係者の熱い思いが籠められていますので、一部を紹介しましょう。
 旧妻沼町は妻沼聖天山本殿の保存修理工事事業に大きな期待を掛け、竣功に併せて聖天山を中心にした市街地の元気回復を目指しました。そのための指針として、「妻沼町中心市街地活性化基本計画」が作られたのです。
 計画書をみると事業実施時期として、短期(概ね3年以内)、中期(概ね5年以内)、長期(概ね10年以内)と定めています。
 策定から既に6年。実施された事業や手付かずの事業とさまざまですが、計画は生きていると思っています。

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竣功落慶報告除幕法会


●事業1
妻沼聖天山に調和した景観並びに環境の整備
 広い境内地にはいくつかの整備ポイントがしめされています。参道を歩き易くする。春秋の例大祭をはじめとした祭り事業として使用するお祭り広場、平和の塔を回遊する散策道の整備などです。重要文化財の本殿を中心に境内内の充実が妻沼聖天山の魅力アップに欠かせない事業となることでしょう。順次進められることが期待されます。
 また、境内地の景観計画を示すことにより、地域住民の皆さんの支援活動も引き出しやすくなるのではないでしょうか。

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お祭り広場 
春秋の例大祭をはじめ、祭り行事を行うための多目的広場です。
仮設舞台がありますが、老朽化し景観を損なっています。

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貴惣門南側の駐車場
境内内にいくつかの駐車場が配置されています。
残念ながら、重要文化財の直前まで車が駐車されている風景はいかがなものでしょうか。

●事業2
利便性の高い適切な場所への駐車場の整備
 市街地南側入り口となる好適地に、新たにめぬま観光駐車場が整備されました。大型バスによる観光来訪者を迎え入れるための準備であり、公衆トイレや観光案内看板も併せて整備され、ここから、徒歩による街なか周遊が期待されています。

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妻沼観光駐車場
大型観光バスを受け入れるために、市街地南側に整備された妻沼観光駐車場。
公衆トイレと観光案内版が一緒に整備されました。

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観光案内版

●事業3 にぎわい創出のための定期的なイベント
 去る4月23,24日の2日間、第8回めぬま手づくり市が開催され、普段にない人の動きがありました。続いて6月1日に第1回聖天山朔日(ついたち)参り朝採り野菜市が「したまち商店街」で開催されました。にぎわい創出のための新しいイベントが街なかに新風を吹き込むでしょう。

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第1回聖天山朔日(ついたち)参り朝採り野菜市

●事業4 十番館構想の推進
 計画の中の戦略的事業に位置づけられた十番館構想は、空き店舗などの積極的活用を図り、観光来訪者へのサービス提供を主にした店舗を10館整備していこうという計画でした。平成16年(2004)4月18日の聖天山春季例大祭の日に第1号館として「めぬま壱番館」がオープンし、大きな話題と期待が掛けられました。しかし、残念ながら事業は頓挫し、去る5月末に店舗は解体撤去されてしまいました。
 この十番館構想の実現は、今こそ必要であると思われます。再度挑戦されることを関係者に期待したいですね。

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めぬま壱番館(平成23年1月撮影)



取材記者:逸見稔


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