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2011年12月27日更新 →バックナンバー
今回のテーマ
ピンクリボンin
京葉ベイエリア・横須賀・横浜(関内)

 おかげさまで各地から講演会依頼を頂いております。
 講演時間はフレキシブルに先方に合わせ、30分から長いところで1時間半程。
 講演に行った先々で笑いあり、涙ありのドラマがいつも待っていて活動の意義を噛みしめています。

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亀戸駅前の噴水は、造形作家・松本哲哉氏の作品。

 先週は月曜日に日本生命京葉ベイエリア支社へ行きました。
 親亀・子亀・孫亀が翼を着けて空に飛び立つ瞬間は、この地域一帯の発展と躍進を象徴しているとか。
 会場に来てくださったのはおよそ70人。
 講演後20代の男性が「母が乳がんの再発で治療中なんです」と話しかけてくださいました。
 幸いその方の父親は医療従事者なので、宣告を受けた時にベテランの乳がん認定医の下へ紹介を受け、直近までそのドクターに診て頂いていたそうですが、もう片方の乳房の再発を見落としていたとか。
 ベテラン=高齢、まれかもしれませんが、やはり医療は日進月歩。
 学会でしっかり勉強なさっている若手ドクターの吸収力も頼れるところなのだと思います。
 定期的に検査をしていたのに見落とされる、こんな悔しいことはありません。
 同じサバイバーとして、彼女の回復を祈るばかりです。

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                    会場からの眺め

 翌日、火曜日午前中は横須賀で講演会でした。
 こちらは50名ほど。
 やはり子宮頸がんのサバイバーだという女性お二人から講演後お声掛けを頂きました。
 乳房と子宮は密接な器官であり、女性としてここを病むことは精神的にも負担が大きくあります。
 30代前半のその方は子宮頸がん手術後、お子さんを授かったそうです。
 もう一方は、60代女性。ご自身が癌になられたことで娘さんのことをひどく心配なさっていました。
 前回、こちらにお邪魔した時は、小学生の時に母親を乳がんで亡くしたという姉妹がいらっしゃいました。
 彼女たちの話に思わずもらい泣き、ハグしながら、
 「母親が乳がんだとその50%の確率で娘は乳がんに罹るから、検診に行ってねと」、念を押すように話してきました。
 そして、その逆のケースも・・・。
 娘33歳を乳がんで亡くし、その遺された幼子2人を育てているという60代女性がいらっしゃいました。
 もう少し早く検診に行っていればと涙を流されていました。

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                       会場からの眺め

 午後は横浜・関内で講演をしました。
 こちらでは8カ月の可愛らしい赤ちゃんを連れたママが先日乳がん検診で再検査、細胞診になったと聞きました。
 マンモグラフィーで再検査となるのは全体の5%〜10%です。
 さらにその中から細胞診へと進み、「悪性」と告知されるのは3%だと云われています。
 幸いそのママさんはグレーゾーンということで、3か月後にもう一度検査を受けます。幼い子どものためにも、家族のためにも、ママが元気で笑顔でいなくてはいけません。
 授乳中でも検査はできること、若いママの中には「40歳以上になったら検診に行くんでしょ?」と質問も受けました。
 いいえ、検診は20歳過ぎたら受けて欲しいのです。
 当会の副代表のナオミちゃんは、娘さんが8カ月の時に乳がんを発症しました。
 それから壮絶な戦いを潜り抜け、未だ治療中です。
 そんな話をしました。

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 そして水曜日は地元熊谷、キングアンバサダーホテルでケーキバイキング付きの講演会を開きました。
 主催は日本生命熊谷支社。深谷、行田からも一般市民の方が約130名来てくださいました。
 嬉しかったのは若いママさんがたくさん来てくださったこと。
 「しこり」が気になるという方が何人かいらっしゃいました。
 やはり娘さんが癌闘病中だという60代の女性がいらして、励まし合いました。
 そして、フットネスインストラクターをしていらっしゃる20代女性から熱心な質問をたくさんいただきました。

 乳がん発症がピークに入る35歳後半からの女性ばかりでなく
 こうして若い女性に啓発してゆけることを嬉しく思います。

 そして、一人でも多くの女性が検診に足を運んでくれるのを願ってやみません。



取材記者:kurihara


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