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第18回 聖天さま・荻野吟子
     (しょうでんさま・おぎのぎんこ)
2005年9月2日更新



国指定重要文化財の貴惣門
 聖天さまについて
 埼玉県妻沼町に“聖天さま”と呼ばれるところがあります。正式な名前は“大聖歓喜天祷霊場”です。800年以上の歴史があると言われ、華麗な彫刻が拝見でき、埼玉の小京都とも言われています。貴惣門は平成14年(2002年)国重要文化財に指定されました。
 聖天さまは日本三大聖天さまの一つとして知られ、開運・厄除け・縁結びにご利益があります。



斉藤別当實盛公の銅像



護摩堂





荻野吟子生誕地公園の風景


荻野吟子女史像
斉藤別当実盛
 源平盛衰記や歌舞伎の実盛物語で有名な斉藤別当実盛が、治承3年(1179)に大聖歓喜天像を総鎮守としてお祀りし妻沼聖天さまを開創しました。
 “実盛公銅像”は平成8年開創818年御開扉の記念事業として建てられました。
 像の近くにあるサウンドモール實盛公からは、唱歌斉藤實盛を聞くことができます。


交通安全祈祷
 貴惣門と中門の間にあります。真言密教の護摩供を奉修する御堂です。交通安全祈祷は御堂の前で行われます。
 境内には健康長寿観音の、関東ぼけ封じ33観音の第16番札所の本尊もあります。
 
足を運んで
 平成15年10月から平成20年5月(予定)まで本殿の大規模改修工事をしています。完成したら是非訪れてみてはいかがでしょうか。


荻野吟子生誕の地

 利根川の堤防下に“荻野吟子生誕地記念公園”があります。記念碑や銅像などがあり、荻野吟子の生涯を学ぶことができます。
 日本女医第一号の荻野吟子は1851(嘉永4)年に幡羅郡俵瀬村に誕生しました。18歳で結婚するが性病を患い実家に帰され離婚に至りました。当時は、まだ女医の制度がなく、男性の医師から治療は受け、その時の羞恥と屈辱で強く心が傷つき、同じことを同性の人達に味あわせてはならないと思い医師になることを強く決意しました。
 35歳の時(1885年)、試験に合格し女医第一号となり、本郷湯島に開業しました。それから、医療の分野だけでなく、宗教や女性活動でも活動し、1913(大正2)年6月23日に生涯を終えました。
 
足を運んで

 荻野吟子女史の生家である長屋門を模した、妻沼町立展示館もあります。こちらにも是非訪れてみてください。


取材日:2005年6月29日/取材記者:みいちゃん




聖天さま・荻野吟子(しょうでんさま・おぎのぎんこ)

大聖歓喜天祷霊場
住所 埼玉県妻沼町大字妻沼1627
JR高崎線・熊谷駅より
朝日バス(太田駅行き・西小泉駅行き・妻沼聖天前行き)で
聖天前下車(約25分)
地図を見る

■道案内
 国道407号登戸交差点より市街地方面に進む。

■インフォメーション
 春季大祭(稚児行列)や秋季大祭(柴灯護摩火渡り)が聖天山で開催され、多くの参拝者で賑わいます。


荻野吟子生誕地記念公園
住所 埼玉県大里郡妻沼町俵瀬
JR熊谷駅より国際バス葛和田行終点下車 徒歩10分
地図を見る

■道案内
 熊谷駅北口から17号を越え83号線を妻沼方面へ進み中条信号を左折、北河原信号を右折、北河原小前を左折し利根川堤防方面へ進む。

■インフォメーション
 妻沼町立展示館には常設の「荻野吟子コーナー」があります。また荻野吟子の生涯は、渡辺淳一氏の小説「花埋み」で紹介されています。



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