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今回の知恵 熊谷人物伝

第15回 古川 厚子さん (ふるかわ あつこ) 2006年11月17日更新


古川夫妻
古川夫妻
 今回は、ネパールの子供達の就学を支援する会 (略称)OPENの代表を務めている古川厚子さんをご紹介します。OPENはOrganization for the Primary Education for Nepalese childrenの頭文字をとったもので、ネパールの子供達の就学を支援し、特に女子の識字の問題を解決し、女性の就業促進をすすめ、自立への支援を行います。これらの支援活動を通じ、貧困解消への一助とするものです。


山の上の学校まで歩くこと30分
山の上の学校まで歩くこと30分
初めてネパールを訪れて
 1993年、埼玉県がJICA(国際協力事業団)と連携して、ネパールPHCプロジェクトがスタート。この国際協力事業に埼玉県の職員である夫俊雄さんが4年3ヶ月にわたりネパールJICAの専門家として派遣されました。厚子さんは、この期間中の1995年に初めてネパールに訪れ、今までに約40回訪問しました。
 最も印象強かったのは教育環境の遅れ。具体的には校舎の老朽化、青空教室。ノート、鉛筆等の文具不足。黒板の無いところやスポーツ道具はほとんど無い状況。そして先生不足等。日本やネパールの首都カトマンズからでも想像できないものでした。


洋服を手に記念写真
洋服を手に記念写真
ネパールの子供や女性達を応援したい
 ネパールに滞在中、独自に就学状況や生活の実態を調査。劣悪な教育環境を痛感し、少しでも学校の施設整備や就学率向上の助けができればと、今までのボランティア活動を総括して、新たにNGOとして組織を作りOPENを設立しました。10人でスタートしたメンバーが今では150人になりました。
 中学校の生徒らが集めたアルミ缶の収益金、大量の衣類を集め現地でバザーを行ったときの収益金等を、学校の施設や女性自立支援として活用し、3つ目の学校もできました。


教室内の様子
教室内の様子
これから・・・
 ネパールの人々の、経済的には貧しいながらもたくましく生きる姿に元気をもらい、ネパールの人との出会いから色々なものを得た厚子さん。「OPENの名にふさわしいように、常に新しい窓を開け、新しい視点で現状を捉え、ネパール人の自助努力を支援していきたいと思います」と抱負をお話し下さいました。 

衣類はダンボール1箱 送料約5,000円で送れます。
連絡先はOPEN 048−524−8791
雨の日は川になる道
雨の日は川になる道
カトマンズの中心 リキシャ
カトマンズの中心 リキシャ
たくさんの香辛料
たくさんの香辛料
肉屋さん
肉屋さん



取材日:2006年11月7日/取材記者:みいちゃん


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