くまがやねっとは、埼玉県熊谷市近隣の情報をお届けする非営利のコミュニティサイトです。
くまがやねっと 熊谷人物伝
みんなのコミュニティサイト「くまがやねっと」へようこそ!
HOME>特集 熊谷人物伝 →お気に入りに登録する →お友達に紹介する


特集
バックナンバー
 熊谷のことをもっと知りたい!!
今回の知恵 熊谷人物伝

第93回 飯塚 雅俊さん (いいづかまさとし) 2010年5月25日更新


くまがやねっと 熊谷人物伝
飯塚雅俊さん
プロフィール
 今回ご紹介するのは、深谷市で、もやしの生産をしている飯塚商店の社長、飯塚雅俊さんです。飯塚さんは、「多くの人にもやしについてもっと知ってもらいたい」と、もやしの絵本を創作しました。2010年3月に第3話目となる、も〜やん、もんちゃんの「それから」が完成しました。今までの2話同様、登場キャラクターは、兄・黒豆も〜やん、妹・緑豆もんちゃん、そしてお父さんの飯塚さん。黒豆もやしの原料ブラックマッペのふるさとミャンマーが主な舞台にとなっており、第3話では、私たちが食べているもやしは、植物の一生からみれば、ほんの一部分。では、も〜やん、もんちゃんがそのまま育っていけばどうなるのかということが描かれています。


くまがやねっと 熊谷人物伝
第3話 『風のシャワー』のページ
絵本の内容
 絵本は、飯塚さんが監修し熊谷市のイラストレーターことなさんが絵を描いています。ここで、内容を簡単にご紹介。
第1話:も〜やん・もんちゃんのキラキラ成長期
飯塚商店のもやしキャラである、もーやんともんちゃんが絵本となってもやしの成長を伝えます。
第2部:も〜やん・もんちゃんの冒険
立派に成長したもーやんともんちゃん。初めて外に出て、いろんな経験をします。
第3部:も〜やん・もんちゃんの“それから”
私たちの知らないもやしの兄妹の“それから”のお話です。
絵本はインターネットでご紹介しています。
詳しくは絵本のインターネットからご覧いただけます。

くまがやねっと 熊谷人物伝
埼玉県産大豆もやし(写真右)
埼玉県産在来大豆もやし(借金なし)の販売スタート
 今まで飯塚商店で育てていた、もやしは2種類。当然原料である豆も2種類使います。一つはミャンマー産、『ブラックマッペ(別名ケツルアズキ)』。もう一つは中国吉林省産、『緑豆(別名マングビーン)』です。
 これらに『埼玉県産在来大豆もやし』が仲間入りしました。中国製食品への不安が広がり「もやしの種も国産で」という消費者からの声を聞き、県内産の種にこだわり2010年4月から生産を始め、今月から熊谷市 八木橋百貨店にて販売することになりました。その他、籠原にある『食の駅』にて1袋78円で販売しています。


くまがやねっと 熊谷人物伝
第3話のラストページ
『みなの想いをのせて』
飯塚さんから一言
 絵本として最後のページにあたる、『みなの想いをのせて』では、あえて、もやしに関わった人を夜空に浮かべて、感傷的になるように描きました。今、日本において、もやしは、安さだけが注目され、不況または野菜が高騰している時だけにスポットが当たる。豆が外国産ということで、一部の人に忌み嫌われ、もやし生産者ですら豆の原産地表記を避けている。食品として長い歴史があるのに未だに大部分の人がその原材料の豆も産地も味も知らない。消費者だけでなく、作り手である私たちがほんの少し、もやしという食べ物に近付いてさえいれば、今のような事態にならなかったと思うのです。
最初、このページの船は後姿で日本へ進む構図でした。それを途中で船の向きを変えました。人の想いをのせた船が、私たちに向かって近づいてきている構図にしたのです。
 これが絵本の最後のページですが、終わりではありません。もやしに限らず私たちと食べ物は自然のの巧みな摂理の中で永遠に途切れることのない輪の中にあるのです。
萌える豆魂 −もやしと共に生きるー



取材日:2010年4月24日/取材記者:みいちゃん
バックナンバー


HOME Pageの上へ↑

みんなのコミュニティサイト「くまがやねっと」
Copyright© くまがやねっと. All rights reserved. サイトマップ お問い合せ くまがやねっととは?
運営会社:大和屋株式会社