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第116回 奥貫史子さん (おくぬきあやこ)

2011年6月16日更新


くまがやねっと 熊谷人物伝 奥貫史子さん
奥貫史子さん
プロフィール
熊谷市出身。3歳よりピアノ、5歳よりヴァイオリンを始める。
桐朋女子高等学校を経て、桐朋学園大学卒業。
 第4回TIAA全日本クラシック音楽コンサート出演。第6回全日本ジュニアクラシック音楽コンクール審査員特別賞を受賞し入賞者披露演奏会出演。レガシィコンクール、アンサンブル部門1位、金賞、ならびにヤマハ賞受賞。ハンガリーにてカネッティ国際音楽フェスティバルに参加し、アンサンブル部門2位、ソロ部門4位のディプロマを取得。
 2007年アイリッシュ音楽を学びに1年間渡愛。帰国後ケルティックユニット「REPRETONE(レプラトーン)」を結成し、イベント出演やライブ活動を行う。現在はソロ、アンサンブル、オーケストラのコンサート出演、ライブ活動、ゲーム音楽やシンガー、ドラマのサウンドトラックのレコーディングに参加するなど、さまざまな演奏活動を行う。また、個人レッスン、音楽教室の講師を務め、後進の指導にもあたる。


くまがやねっと 熊谷人物伝 奥貫史子さん
アイリッシュパブ「crane pub」での演奏
(アイルランド、ゴールウェイ)
<音楽を始めたきっかけ>
 「母がピアノの先生をしていたので、小さい頃からずっと音楽のある環境にいて、いつも色々な曲を耳にしていたし、絶対音感をつける特訓をしたのも覚えています。ピアノに関しては、もちろん母が先生で、怒られて涙を流しながら弾いていました。ヴァイオリンを始めたきっかけは、母のピアノの先生のご主人がヴァイオリニストで先生もしていて、何度か遊びに行っているうちに始めました。小学校2年生から、ヴァイオリンで『桐朋の子供のための音楽教室』に入室して、東京まで毎週2時間かけて通っていました。音楽教室の授業は、とにかく難しかったし試験も多かったし、レッスンもものすごく厳しかったです。そんな中でもオーケストラの授業は、ただ単純にみんなと一緒に演奏するのが楽しくて大好きでした。」
                             (奥貫史子さん)


くまがやねっと 熊谷人物伝 奥貫史子さん
「An pucan pub」での演奏(ゴールウェイ)
<ヴァイオリンの道に進んだきっかけ>
 小学校卒業とともに、母に「ピアノかヴァイオリン、自分でどっちに進むか決めなさい」と言われ、「ヴァイオリンにする」って答えたら、即「なんで!?」って怒鳴られたという奥貫さん。「自分で決めなさいって言われたから答えたんですけどね。」と苦笑い。「当時はピアノの方がまだ上手で、母もピアノの方に進んでほしいって思っていたからだと思います。」と振り返り、当時、ヴァイオリンに決めた理由は、「ピアノは無理だけど、ヴァイオリンなら世界旅行できる。」と答えたそうです。「今こうして演奏家として活動出来ているのは、音楽の道に進むレールをしいてくれた両親のおかげ」と感謝の気持ちを話されました。

くまがやねっと 熊谷人物伝 奥貫史子さん
巻き寿司販売のアルバイト
<音楽高校、音楽大学に進みアイルランドへ>
 ヴァイオリンを演奏することが本当に好きになったのは高校に入ってから。大学では、クラシックだけでなく民族音楽にも興味を持ち始め、次第にケルティック音楽(主にアイルランドの伝承音楽)に惚れこんでいきました。在学中はクラシックに重点を置きつつも、ケルティック音楽を勉強するの為、アイルランドへ行ったり、日本でもフィドルのワークショップやセッションに参加したり、ライブをよく観に行ったりと積極的に活動。大学卒業後、アイルランドのワーキングホリデービザを取得し、1年間滞在してフィドルを学びました。現地では音楽学校に通わずとも施設やアイリッシュパブ、夏にな
れば各地でミュージックフェスティバルも多く開催され、たくさんのミュージシャンに出会い、たくさんの音楽に触れました。勉強中にも関わらず、演奏メンバーとしてアイリッシュパブでお仕事として演奏させてもらえたことも。メンバーと共に演奏旅行したり街でバスキングしたり、とにかく音楽に溢れた生活を送っていました。「演奏の傍ら、週末はマーケットで日本の巻き寿司を作って売るアルバイトもしたりして、はっきり言って、帰国後より多忙な生活していたし、ガッポリ稼いでいました(笑)。大変なこともたくさんあったけれど、どれも素晴らしい思い出です。」と話されました。


             くまがやねっと 熊谷人物伝 奥貫史子さん        くまがやねっと 熊谷人物伝 奥貫史子さん
              横浜スタジアムYYパークでのライブの様子              「REPRETONE」           
<帰国後とこれから>
 「演奏家として、指導者として、たくさんの方にメッセージある音楽をお届けできたらいいなと思っております。クラシックからポップスまで形式もジャンルも多種多様に活動しています。ケルティックユニット「REPRETONE」も結成し、今は各地でライブ活動、イベント出演をしています。自主制作のCDを4月に発売しました。都内で演奏することが多いですが、最近は地元の熊谷でも演奏する機会が増えて、とても嬉しい限りです。これからも、色々な事に挑戦しながら頑張っていきたいと思います!!」  (奥貫史子さん)

<コンサート&ライブ情報>
ブログ「fiddlerヌッキーノーテン記


取材日:2011年4月12日/取材記者:みいちゃん
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