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くまがやねっと 光のおはなし
2009年7月16日更新 →バックナンバー
今回のテーマ 光を作る


ランプ制作工程
ご無沙汰しております。ステンドグラス工房シリウスです。
今回はランプの出来上がりの工程についてふれてみたいと思います。
右はバラのランプです。一見して普通のランプですが、どのような工程
を経て作られたものなのでしょうか?

@最初は下のスタンド(ベースといいます)を作りたい作品のイメージや
大きさに合わせ選びます。
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バラのランプ

A上の傘の部分の型(モールドといいます)を下のベースに合わせ
厚紙・マスキングテープ・ガムテープなどで作ります。
(作り方の詳細はここでは省きますが、円の角度が360度であるという
知識だけで、バリエーションの富んだいろいろな型を設計する事ができます。今回はおわんを伏せたような形です。)
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デザインられたモールド

Bモールドに直接デザインを書いてゆきます。
そしてトレーシングペーパーでデザインを全て写し取り、それをもとにガラスカッターで一つ一つガラスを切り出します。

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写し出されたデザイン

Cルーターという道具で切ったガラスの側面を削り整え、そこに銅のテープを巻きます。

D銅テープの巻かれたガラスをモールドの同じデザインの部分にパズルのようにハンダで付けてゆきます。(つまり写し出されたデザインが今度はガラスになってモールドに戻ってゆくのです。)
ガラスに巻かれた銅テープにハンダ付けをする事により隣同士のガラスが
つながってゆき右写真のようになるのです。最後モールドは下から引っ張り出されます。

E銀色のはんだ部分を専用の薬品で黒く変色させガラスワックスを塗って
出来上がりです。


大雑把なので少し分かりづらいかもしれませんね。
何となくランプ制作の工程を理解していただいたでしょうか?


7月の課題
今月の課題は「花火」です。
花火の部分にスペクトラム社のスピリットと言う種類のガラスを使いました。
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7月の課題

全体に夏の終わりを感じさせ、哀愁の漂った作品です。(作者評)
海の部分のガラスは、模様や色が均一で無いため、複数作ると色々な
様相をもった海になると思います。
ちょっと寂しすぎるので、岩場に焼きガラスでヒトデを付けました。
皆さんの受けが少し心配です。「無くても良かった。」なんて言わないで
くださいね。




取材記者:シリウス


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