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参考図 1987「薬師寺発掘調査報告書」奈良国立文化財研究所学報第45冊
寺内廃寺の金堂基壇上より出土した、長さ6㎝×幅1㎝の青銅製の板金具です(写真)。小品ながら流麗なつる草や花文が彫りつけられています。
唐草文風の草花文で花芯には釘穴があけられ、細長く平らな帯状の金具であることから仏像の収まる厨子や経箱などの貴重品を入れた箱に取り付けられた金具と考えられます。いまなお、正倉院の宝物としてよく似た金具(押縁)を付けた厨子や箱が伝わっています(参考図―黒柿両面厨子など)。また、奈良県薬師寺金堂跡の発掘調査でも類似した金具の発見が報告されています(下図)。
2008「第60回 正倉院展」奈良国立博物館 図録
住所 | 熊谷市千代329番地 |
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開館時間 | 午前9時~午後5時 |
休館日 | 土曜日・日曜日・祝日・年末年始 |
お問い合わせ | 048-536-5062(熊谷市立江南文化財センター) |
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作成日:2024/08/20 取材記者:江南文化財センター