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妻沼聖天山界隈

~2019年迄掲載 歴史 地域

第28回 愉しみいろいろ展

屏風の前で虚無僧が尺八を吹く

忘れられた日本の美「屏風(びょうぶ)」を知っていただこうと、庭に6曲半双の「合戦図」を展示しました。一緒に、「尺八」をもっと身近な楽器として知ってもらおうと、手づくり市エリアを虚無僧姿で徘徊(笑)する知人をモデルにして撮影したものです。

■愉しみいろいろ展

既に、近隣お出かけコーナーで取り上げられています、「第14回熊谷妻沼手づくり市」が4月26日、27日の2日間、妻沼聖天山南側エリアで開催されました。
この手づくり市の開催エリアに、居住していることから、取材の手抜きではないのですが、今回は自宅の庭から報告します。
手づくり市の開催に併せて、ここ数回「妻沼路地裏ギャラリー」と銘打ち、野外展示を工夫し、庭を公開してきました。
今回は「愉しみいろいろ展」と題し、収集している屏風や版画などと家族の趣味作品を展示してみました。

■屏風絵

「屏(ビョウ・ヘイ)」の文字は、「かくす、ふせぐ」などの意味があり、屏風(びょうぶ)は部屋の仕切りや装飾に用いる家具のことです。現代のパーティションと同じですが、機能だけでなく「美」にこだわり活用されてきました。しかし、現在は屏風といえば結婚披露宴の金屏風ですし、美術品として美術館で観るものとなっています。現在の私たちの生活から忘れられたものです。
生活の中で家具として、美術品として愛用されてきた屏風の再評価の機会を作ろう、思い切って、庭に6曲半双の屏風を展示しました。

■祈願の形 絵馬

江戸から明治にかけての地元の画人たちを調査すると、掛軸や屏風絵の作品を描くと同時に、収入の得るための絵馬やちょうちん、幟旗など描いていました。そこで、絵馬に興味を持ち集めたものを一緒に展示したものです。ただし、残念ながら手描きではありません。

■第28回 愉しみいろいろ展のスポット写真

手作り作品 刻字 水彩画
版画 伊豆倉人形

■第28回 愉しみいろいろ展の詳細情報

関連ホームページ 妻沼聖天山界隈 姉妹編 『妻沼聖天山とその界隈』

作成日:2014/05/01 取材記者:逸見 稔