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学生による取材の様子
特定非営利活動法人市民シアター・エフ(小林真 理事長)は、市民の芸術文化の享受の機会を創り、市民の社会活動・文化活動への参画を図るとともに、ミニシアターをはじめとする映画文化の普及と発信を通して、市民の生活文化の向上とまちづくりに寄与することを目的に活動しています。
市民シアター・エフの運営する「深谷シネマ」は、深谷市唯一の映画館です。2002年7月27日深谷市、商工会議所、市民の皆さんの協力を得て、「多様な映画を地元で」「県北にミニシアターを!」という想いで旧さくら銀行跡地を改装しオープンしました。
2010年3月31日をもって旧さくら銀行跡地での営業を終了し、
同年4月16日より七ッ梅酒造跡地にて新オープンし、現在に至
ります。
年間2万人もの人と映画をつなぐ深谷シネマは、町の人との関わりを大切に活動されていました。まず私がびっくりしたのは、上映作品のアンケートを実施している事です。深谷シネマに来るお客さんが観たい映画が積極的に上映されるのは、とても嬉しいなと感じました。
次に驚いたのは、「優秀映画鑑賞推進事業」という取り組みです。国立映画アーカイブが保存している日本映画のフィルム上映を行っています。映画史を代表するような作品を期間限定で上映し、観客は500円で観賞することができます。普段触れることのできない映画を観ることができるのは、とても貴重な経験になるだろうなと感じました。
理事の竹石研二さんは、「活動していく上で、芸術性と経営の難しさを実感した。地域の歴史を語り継ぐ重要な場所として、訪れる人々と共に変わり続ける映画館を目指していきたい。今後ミニシアターのパブリック化を行政と共に進め、地域に根差しながらもよい作品を届けていきたい。」と仰っていました。また、深谷シネマ館長の小林俊道さんは、「地域の文化を支えるだけではなく、優れた映画をより多くの人々に届けていきたい。」とお話ししてくださいました。
今回深谷シネマさんのご厚意で、私は初めて映写室を見学させていただきました。いつも観ている映画とは違う繊細な機械とフィルムの奥深さに感動し、鳥肌が止まらなかったです。また、シアターの雰囲気、現金でのやりとりなど、現代に減ってきたミニシアターでしか感じることのできない人と人とのつながりを感じました。いつも大きな映画館でしか映画を観ないので、地域の方と距離の近い映画館は間違いなくこれから地域の財産になっていくのではないかと感じました。
私の住んでいる町にもこんな映画館があったらいいなと感じる経験でした。
法人所在地 | 埼玉県深谷市深谷町9番12号 |
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ホームページ | 深谷シネマホームページ |
取材対応者 | 理事長 小林 真 理 事 竹石 研二 理 事 小林 俊道 |
取材記事担当者 | 立正大学文学部2年 小竹 凛 |
作成日:2024/11/27 取材記者:北部地域振興センター