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今回は創業144年余、熊谷の老舗菓子店『中家堂』をご紹介します。
熊谷駅から徒歩15分、熊谷駅本町の交差点でひときわ目立つ看板のお店が明治初期から続く熊谷の老舗菓子店「中家堂」です。
名物の軍配煎餅は、店舗の前を通る中仙道(現・国道17号)の『中』の文字を図案化したもので、軍配の形に似ていたところから「軍配煎餅」という名前がついたそうです。
昨今、地域でとれた生産物を地域で消費する『地産地消』の重要性が見直されていますが、約100年前の2代目の頃にはこの取り組みに着眼し、熊谷市の小麦を使った「軍配煎餅」をはじめとするお菓子作りをしてきました。
・中家堂のこだわりをこちらからご覧ください。
店内には、軍配煎餅を1枚1枚焼いていた頃に使われていた焼き型や、昭和20年の熊谷空襲前の中家堂が描かれた版画が飾られ、中家堂の歴史を感じることができます。
軍配せんべいや軍配もなか、羊羹などの伝統的なお菓子のほかに、5代目夫婦が手がけるひとくちカステラ「軍配くん」や、季節限定の「ビターチョコせんべい」など、伝統の菓子を生かした新しいお菓子作りもしています。
昭和20年8月14日、終戦の前日に熊谷空襲があったことは多くの方がご存知だと思いますが、中家堂店舗裏手にその爆撃の爪あとが残る石灯籠があることはあまり知られていないのではないでしょうか。
中村さんに、「これだけは載せてください」と、言われた石灯籠は、高さ約3.5m。中家堂の駐車場にあります。
この灯籠は創業当初からお店のシンボルでしたが、空襲でバラバラになってしまいました。
紆余曲折を経て平成8年に灯籠が戻ってきました。再建した部分もありますが、歴史の刻まれた石灯篭は一見の価値ありです。
・中家堂の歴史についてはこちらからどうぞ
住所 | 熊谷市本町2丁目60番地 |
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電話番号 | 048-527-1001(せんべ1番) |
営業時間 | 9:00~19:00 |
定休日 | 月曜日 |
ホームページ | 中家堂ホームページはこちらからどうぞ。 |
作成日:2016/04/20 取材記者:なべさん