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素敵な幼稚園保育園

地域 ~2020年迄掲載

社会福祉法人 豊仁会 花小金井にこにこ保育園

今回は、東京都小平市にある『花小金井にこにこ保育園』をご紹介します。

■園舎

花小金井にこにこ保育園は、『小平にこにこ保育園』の第二園として、2013年6月に開園しました。
もともとこの地には畑があり、たくさんの花が咲き誇る場所でした。
そのため、園舎を設計する時は「もう一度、ここに大きな菜の花畑を作れないか。」とイメージしたそうです。
そこで、『花』=『大地の表情』をコンセプトに、『花の上で生活する園児達』=『園児達が園児達であるべき姿で生活できる場所』を考えました。
こういった想いから生まれた園舎は、外壁に様々な色のタイルを使い『大地の表情』を表現しました。内部の階段やエントランスの壁にも同じタイルを使い、色々な場所で『大地』を感じることができます。
園内はオレンジや黄色などカラフルな色使いでかわいらしい印象です。 

絵本コーナーや外壁に飾られた絵は、イラストレーターの武田祐人さんによるもの。
愛くるしい動物達の絵は、見る人の心を和ませてくれます。

■保育目標

『成すことによって学ぶ』
・「笑顔の声」で話そう!あいさつを大切に
・元気いっぱい夢いっぱい楽しくチャレンジ!
・いつも心に太陽を思いやりを大切に

にこにこ保育園では、様々なことを体験することで園児達の豊かな心を育てています。

■能楽

年長さんになると『能楽』の稽古が月1回のペースで行われます。
園内には専用の能舞台があり、そこで能楽師の佐野登さんが園児達に稽古をつけます。
佐野さんが繰り返しセリフを発し、園児達が真似をして覚えていくという方法で、稽古中にフラフラしていたり、いたずらをしたりする園児がいれば、佐野さんが厳しく叱ります。
始めたばかりの頃は、なかなか稽古に集中できなかった園児もいましたが、今では真剣に取り組めるように成長しました。
家庭からも、「親の言うことをよく聞くようになった。」という声があると言います。
また、園内にある能舞台は本物の能舞台と比べるとちょうど半分の大きさです。
本来は、正面の壁に松の木、右側の壁に竹の絵が描かれるので、園児達と壁に松の木を描くことを計画しているとのことでした。
松の木の絵が完成した時は、今以上にもっと素敵な舞台になりそうですね。

園児達は、色々な体験を通して心身共に成長しています。
特に能楽の稽古では、忍耐力や精神力はもちろん、相手へ失礼のない所作なども自然と身に付きます。
「笑顔で挨拶をすること」「あきらめずに続けること」「相手を思いやる心」は大人になる上でとても大切なことです。
花小金井にこにこ保育園では、日本の伝統文化を通して、日本人に大切な「和の心」「思いやりの心」を育てています。

■社会福祉法人 豊仁会 花小金井にこにこ保育園のスポット写真

■社会福祉法人豊仁会 花小金井にこにこ保育園

幼稚園名 社会福祉法人 豊仁会 花小金井にこにこ保育園
住所 東京都小平市花小金井4-11-22 
協力 大和屋株式会社 ホームページはこちらからご覧ください。

作成日:2014/04/11 取材記者:おばらん