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素敵な幼稚園保育園

地域 ~2020年迄掲載

社会福祉法人秀和会 富士見れんげ保育園

今回は、埼玉県富士見市にある『富士見れんげ保育園』の紹介です。

■保育目標

①思いやりのある子
②健康で明るい子
③創意工夫する子

■縦割り保育

両親や兄弟など、家庭では年齢の違う人たちと生活するのが自然な姿です。その姿に近づけるために取り入れられた『縦割り保育』。週2回は同じ学年で活動をしますが、それ以外は3歳児以上の園児が同じ保育室で生活をしています。
異年齢同士、時にはケンカをすることもあります。ですが、それと同時に年長児が年少児の手助けをしたり励ましたりすることで、園児の『思いやりの心』を育てているのです。
そのような年長児の姿を見て、「お兄さんお姉さんのようになりたい!」と考える年少児も大勢います。中には、先生よりも年長児の言うことの方がキチンと聞くという年少児もいるのだから面白いですね。それだけ年長児のことを尊敬し慕っているのです。
この縦割り保育では、1人っ子の園児でも保育園に来れば『お兄さん』『お姉さん』になることができます。保育園で『兄弟』のような存在ができるのはとても良い環境です。
人から感謝されると「自分でも人の役に立てる」と実感でき、「もっと頑張ろう」という意欲が高まります。それが園児の自信につながっているのでしょうね。

■食育

ジャガイモやサツマイモ、ナス、スイカなどの野菜を種蒔きから収穫まで園児と一緒に世話をします。近頃はスーパーで簡単に野菜が手に入るため、野菜がどのように育っているのかを知らない子どもが増えているのです。ジャガイモが「木にできる」と考える子どもも少なくありません。そこで種蒔きから収穫までを体験することで、野菜がどのように出来るのか、作る人がどれだけ苦労をしているのかを学んでいます。
それ以外にも、「嫌いな野菜が食べられるようになる」ことが食育の面白いところです。
自分達で一生懸命育てた野菜は「食べてみたい」という気持ちにさせます。実際、今まで嫌いな野菜を口にしようとしなかった園児が「食べられたよ!」と笑顔で報告をしにくることもあるそうです。
野菜は私たちが健康に過ごすために必要な栄養がたくさん含まれています。食育を通して、少しでも野菜嫌いな園児が少なくなるといいですね。

■親子クッキング

収穫した野菜を使って、園児と親子が一緒に料理体験をするイベントがあります。
ここでは、親子が揃って「切る・むく・潰す」ことを体験できます。
このイベントのもう一つの目的は、お母さんに食育の重要性を知ってもらうということです。
働くお母さんはとにかく時間がないので、買ってきたお惣菜を食卓に並べてしまいがちです。しかし、買ってきた食べ物はそのお店の味であり、『おふくろの味』ではありません。だからこそ、「お母さんの手料理を食べさせてあげてほしい」という想いがあり、愛情のこもった手料理を子どもたちに食べさせてあげることが大切なのです。
また、朝ごはんを食べてこない園児もいるというので驚きます。
そこで、簡単に作れるレシピの紹介や朝ごはんの重要性、野菜嫌いする園児への対策などを掲示して、お母さん達に食事の大切さを伝えています。

■保護者との連携

富士見れんげ保育園では、保護者との連携を大切にしています。
家庭と保育園がそれぞれ違うことを園児に教えていては、どちらを信じればいいのかわからず園児が混乱してしまいます。そうならない為にも、保護者としっかりコミュニケーションを取り、保育の統一ができるように努めているのです。
働く女性が増え、忙しいお母さんたちも多くなりました。お母さんたちの負担にならないように支援をしながら親子の関係や家庭と保育園の関係を密にしていくことが重要なのです。

■社会福祉法人秀和会 富士見れんげ保育園のスポット写真

おたんじょうび会
夏祭り
運動会
芋掘り

■社会福祉法人秀和会 富士見れんげ保育園の詳細情報

保育園名 社会福祉法人秀和会 富士見れんげ保育園
住所 埼玉県富士見市大字水子2647-1
電話番号 049-275-0138
ホームページ 社会福祉法人秀和会 富士見れんげ保育園HP
協力 大和屋株式会社 ホームページはこちらからご覧ください。

作成日:2014/10/31 取材記者:cobara