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素敵な幼稚園保育園

地域 ~2020年迄掲載

社会福祉法人滝の根会 滝の根保育園

今回は、埼玉県朝霞市にある『滝の根保育園』のご紹介です。
昭和44年に開園し、今年の4月より、新しい園舎に生まれ変わりました。近くには、自然豊かな滝の根公園があり、夏にはホタルも見ることができます。住宅街にありながらも、とても良い環境に恵まれた保育園です。

■保育目標

良い環境の中、集団生活を通じ1人1人の心身の発達を助長し、丈夫な身体と豊かな心を育てる。

■平和の花開くオリーブの木のある保育園

滝の根保育園の一番の特徴は『オリーブの木』です。
30年ほど前に小豆島から苗木を譲り受け、園庭に植えて育ててきました。
関東で育てるのは難しいと言われていましたが、現在では収穫期を迎えると130㎏もの実が採れるほど大きく成長をしました。収穫できた実はオリーブオイルにしたり、粉末にしてオリーブパンにしたりして給食に出されます。栄養豊富なオリーブを食べて園児達はいつも元気いっぱいです。
オリーブと言うと、国連のマークにも使われている通り『平和』を象徴する木でもあります。そこで滝の根保育園では、オリーブの木を「仲良しの木」と呼んで、友達と仲良くするように教えています。さらに、保護者にも「こどもの前でケンカをしないように」と話すそうです。夫婦の仲が円満だと、こどもも明るく優しい子に育つからです。オリーブの木を通して、親子ともに平和を大切にする心を育てています。

■幼保一元化

保育室には「いろは歌」などの詩が掲示され、それを園児達が音読します。それ以外にも英会話やパソコン、九九、ことわざなど、大人でもビックリするくらい色々なことを覚えています。
滝の根保育園では、昭和44年から「幼稚園と保育園を卒園したこども達に差があってはいけない」という考えのもと積極的に幼児教育を取り入れてきました。
朝から夕方まで長い時間を過ごす保育園では、勉強の時間を多く取ることが出来ます。ゆっくり時間をかけて、じっくりと覚えることが出来るため、園児の負担にもなりません。小学生になっても、幼稚園卒の子たちとほとんど変わらない学力だと言います。
また、保育園の玄関には『朝霞市歌』の歌詞が掲示してあります。
各行事で園歌と併せて歌われる朝霞市歌。「『郷土愛』を持ってほしい」と始めたことですが、現在では全部の歌詞を何も見ずに歌うことが出来るほどです。
「市内の小中学生や市の職員でさえ、全部を歌うことはできない。」と、理事長の誇らしげに語る姿が印象的でした。

■たくさんの夢を持つ

「こども達にはたくさんの夢を持ってほしい。そしてそれを語ってほしい」と金子園長は言います。
卒園時に「将来の夢」を園児に聞くと、中には「滝の根保育園の保育士さんになる」という園児が何人かいるそうです。そして実際に保育士となって戻ってきた卒園児もいます。夢を叶えた姿を見ることができるのはとても嬉しいものですね。例え、その夢が叶わなかったとしても、それに向かって努力したことはその人自身の財産となり、別の形で役立つ時が来るのではないでしょうか。

入園式や卒園式時には、オリーブの花を胸に付けた園児達の姿を見ることが出来ます。
そんな園児達に園長は「悲しいことや辛いことがあったら『仲良しの木』を思い出すんだよ。」と声を掛けます。それだけ、オリーブの木は園児達の心の拠り所となる大きな存在なのですね。
「実をつけるのは難しい」と言われていたオリーブの木がたくさんの実をつけたように、園児達にもたくさんの夢を、一つでも多く叶えていって欲しいですね。

■社会福祉法人滝の根会 滝の根保育園のスポット写真

オランダより譲り受けた「オリーブの鐘」
玄関に掲示されている朝霞市歌の歌詞
誰でも参加できる子育て支援も充実しています

■社会福祉法人滝の根会 滝の根保育園の詳細情報

住所 埼玉県朝霞市溝沼2丁目10番24号
電話番号 048-463-5503
協力 大和屋株式会社 工事部のホームページはこちらからご覧ください

作成日:2015/10/26 取材記者:cobara