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天井が高く開放感があります。
この保育所を計画する際に、「家庭的な雰囲気でこども達が心地よく過ごせる空間にしたい」という考えがありました。
長谷川理事長は、「木に囲まれた環境だと、こどもの発達は進みやすいと感じています。心と体の関係はとても大切でどちらかがバランスを崩せば両方が崩れてしまいます。現代社会では体は休もうと思っていても脳は動かされているという状況に陥りやすいです。生活のリズムを整えてあげることも保育所の大事な役目です。そのためにはハード面(建物)とソフト面(保育士さんや親御さん、こども達同志関係)のバランスが大事です。」と話します。こちらの保育所の床には、杉が使われています。杉の香り成分には心身を落ち着かせる作用があります。建物の面からも生活のリズムを整えるよう工夫されています。
自主性という言葉が良く聞かれる様になった日本。ここで示す自主性は、目先のことではなく、『自分の人生を自分で生きる』というもの。生きていくための礎となるものを身につけられるような子育てを目指しています。
2016年4月から『社会福祉法人 わらしべ会』として現保育所でこども達と過ごしていますが、その前は『NPO法人 親子でつくる子育ての会 わらしべの里』として『わらしべの里共同保育所』を開所していました。お母さん達で作る保育所という意思は今も引き継がれており、現保育所をつくるときも実行委員会を立ち上げ、保育士のみならず、保護者の意見を取り入れ皆で作り上げました。今回訪問したのは、妻沼にある『わらしべの里共同保育所』です。妻沼では、わらしべ学童クラブ、子育てひろばポラン、赤ちゃん塾の活動をしています。また、籠原拠点では、もみの木共同保育所の他、赤ちゃん塾等、様々な活動団体が中心となり、赤ちゃんから思春期までを見通した子育てに関する活動をしています。
長谷川先生は、こどもの事を知るには心や体のことも勉強した方がいいと考え、心理カウンセラーと整体の免許を取得しました。こどもの心と体を専門的な目で見て考える、という長谷川先生の考え方や取り組みが口コミで広がり、近隣の子育てサークルや講演会に呼ばれたりしています。こどもの変化に気付き声をかけたり体を見てくれるというのはとても心強く、安心できますね。
わらしべの里共同保育所の給食とおやつは全部手作りです。パンも作っています。地元の農家から仕入れた新鮮な野菜、安全な食材にこだわっており、素材の味が生きるような味付けがされています。ここでは、先生の号令によってこどもが動くということが見られませんでした。係りがいるわけでもなく、11時頃になるとなんとなく準備を始める子がではじめます。それをみて机を並べる子や配膳する子とそれぞれが自主的に動いていました。
園名 | 社会福祉法人わらしべ会 わらしべの里共同保育所 |
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住所 | 埼玉県熊谷市弁財203 |
電話番号 | 048-588-7970 |
ホームページ | http://www.warashibekai.jp/ |
作成日:2017/09/22 取材記者:みいちゃん