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森の家では、「年間を通して快適な住まい」を常に考えています。どうすればもっと性能がUPしコストダウンできるか?へチャレンジしています。住宅性能を上げる手段として、断熱材の性能を上げる必要があります。
「断熱材が厚いので冬暖かい!」という勘違いをしてしまう方が多くいます。よくよく考えてみるとわかりますが、断熱材には種類がたくさんあり、それぞれ熱の伝わりやすさに違いがあります。
例えば、森の家で使用しているフェノールフォームの熱の伝わりやすさは0.020W/㎡・K(熱伝導率)です。一般的に使われている高性能グラスウール(HG16K)の熱の伝わりやすさは0.038 W/㎡・K(熱伝導率)です。[断熱材の厚さ÷断熱材の熱伝導率]が熱抵抗値(大きいほど○)として、断熱性能の指標となります。フェノールフォーム100mmと、高性能グラスウール190mmが同程度の断熱性能となります。断熱性能は厚みだけでなく、熱伝導率も見る必要があることを、ご理解いただけると思います。
家づくりを検討される際には、性能値をちゃんと計算・比較し、その数値の意味を理解することが大切です。また、実際に体感してみる事が重要です。
私たちも、森の家オーナー様の暮らしの声をお聞きしながら、住まい手も造り手も一緒に楽しめる森の家を、さらに追求して参ります。
お問い合わせ | 森の家展示場 TEL : 048-527-8181 Mail : morinoie@morinoie.info |
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作成日:2022/11/04 取材記者:大和屋株式会社 住宅部