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特定非営利活動法人アグリサポート深谷

学生による取材の様子

■特定非営利活動法人アグリサポート深谷

特定非営利活動法人アグリサポート深谷(鈴木 紀安代表理事)は、野菜づくりをやってみたいという方を対象に、アグリカレッジ(市民農業大学)を開いて野菜づくりの基礎を教えるなど、農家の手助けとなる援農者の育成を目的に行なっている団体です。
当法人では農地の遊休化が進む深谷市農業の状況を打開すべく、平成23年に法人化して以降、地域農業の理解と保全ため、「野菜づくり体験教室」や「深谷市アグリカレッジ」といった事業を行っています。

■農業教室/コロナ禍の影響

アグリサポート深谷では、令和元年から毎年「深谷市アグリカレッジ」を開講しています。受講生は全10回の講座を通して、野菜づくりの基礎知識や技術を学ぶことができます。今回は第7回の秋野菜苗等の植付を見学させて頂き、畑の畝にビニールマルチを被せ苗を植え付ける農作業などが行われました。受講生が夏から育ててきた野菜は既に収穫期を迎え、畑では立派に実るトマトやピーマンを見ることができました。
コロナの影響により、講座を行なっていた公民館が使えなくなった時期は、畑で講義を継続して行っていたそうです。

■今後の展開

今後の活動については、「深谷市アグリカレッジ」を継続し、深谷市農業の理解と保全に努めていきたいとのことでした。現在はスタッフや予算の関係で事業拡大は考えていないとのことですが、要望等があれば、学校での農業教室や学生ボランティア等の受け入れも検討してみたいとのこと。アグリサポート深谷の新しい一面を見ることができるようになるかもしれません。

■取材を終えて

農作業の現場を取材させて頂き、ありがとうございました。炎天下にもかかわらず真剣に農作業を学ぶ受講生や指導にあたる鈴木代表の姿を見ているだけで、皆様の活動に込める誠実さが伝わってきました。また、アグリサポート深谷ではその講座の卒業生が指導に来てくださることもあるそうです。既に、この活動を通じて好循環が始まっていると感じました。
遊休農地の問題は深谷市だけではなく全国の農地が直面する問題となっています。鈴木代表のお話を聞いて、このような都市部では気付きにくい問題を改善してくためには、今回の取材も含め社会へ繰り返し発信して関心を集めていくことが、今の自
                      分にできる支援の1つではないかと思いました。

■特定非営利活動法人アグリサポート深谷の詳細情報

法人所在地 埼玉県深谷市西大沼361番地11
ホームページ 特定非営利活動法人アグリサポート深谷
取材対応者 代表理事 鈴木 紀安
取材記事担当者 立正大学社会福祉学部3年 山本 祐輝

作成日:2022/11/02 取材記者:北部地域振興センター