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熊谷市文化財日記

歴史 地域

三ヶ尻古墳群

別称「やねや塚古墳」
写真提供:(財)埼玉県埋蔵文化財調査事業団

三ヶ尻古墳群は、三ヶ尻地区の櫛挽(くしびき)台地上に所在する古墳時代後期の古墳群で、かつては100基以上の古墳が所在したと考えられますが、現在は62基が確認されているだけで、削平を受けた古墳や、消滅してしまった古墳も多数あります。
古墳は、観音山の北側の台地内側を中心に分布し、前方後円墳の2基以外は全て円墳です。台地を東西に貫く上越新幹線の建設などに伴い発掘調査が行われています。その際に調査された円墳である別称「やねや塚古墳」は、遺体を葬った石室、古墳の墳丘に葺かれた葺石(ふきいし)、墳丘に立てられた円筒埴輪などが当時のまま出土し、最も良く残存していた古墳でした。
石室からは遺体と共に埋められた副葬品である刀、耳環(じかん:耳飾り)、銅釧(どうくしろ:腕輪)、玉類など出土し、刀のつばには、タガネで溝を掘り、銀を埋めた装飾も見つかりました。また、埴輪には、円筒埴輪以外に、馬・人物・太刀などの形象埴輪も見られました。
石室は、現在、観音山の南西に移築復元され、石室や埴輪が立てられた様子が見られるようになっています。

■三ヶ尻古墳群の詳細情報

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住所 熊谷市千代329番地
開館時間 午前9時~午後5時
休館日 土曜日・日曜日・祝日・年末年始
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作成日:2018/02/19 取材記者:江南文化財センター