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熊谷市文化財日記アネックス

歴史 地域

復元住居の今 建築後12年目の前中西遺跡の復原住居

南側の入口部

上之地区土地区画整理事業に伴う令和2年度の発掘調査が始まっています。今の季節例年のように雨水と泥濘の戦いの中、古代の遺構遺物を調査保存する作業を続けています。付近を通行の祭足場が悪いので遠目にて見学ください。
約12年前、前中西遺跡の発掘成果を知っていただくため、地元小学校の親子や雄志などにより古代の復原住居を造りました。
竪穴を掘って、柱を立て、炉を据え、円形寄棟の茅葺きおろしの屋根ができました。地面からせり出したような安定した作りです。
さて12年経過して、しばらくぶりに訪れました。あいにくの雨天でしたが、入口を開放しているので吹き込んだ雨は仕方ないにしても、竪穴内は雨漏りもなく結構いい具合に保たれています。いつ朽ち果てるのか実験考古学の一環?として見守っていたきたいと思います。


            東面             縄文時代から弥生時代の竪穴住居跡を手本とした
                                 内部と河原石の炉

■復元住居の今 建築後12年目の前中西遺跡の復原住居のスポット写真

南側の入口部
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東面
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縄文時代から弥生時代の竪穴住居跡を手本とした名部と河原石の炉
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■江南文化財センター

住所 熊谷市千代329番地
開館時間 午前9時~午後5時
休館日 土曜日・日曜日・祝日・年末年始
お問い合わせ 048-536-5062(熊谷市立江南文化財センター)
ホームページ 江南文化センター「熊谷デジタルミュージアム」へはこちらからどうぞ。

作成日:2022/12/08 取材記者:江南文化財センター