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熊谷人物伝

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第157回 布えほんの会『玉てばこ』

布えほんの会『玉てばこ』は、熊谷市立図書館で行われた布絵本講習会で布絵本を知り、「布絵本のやわらかさや手触りなどの魅力を多くの人に知ってもらいたい」という有志メンバー6名が集まり、2006年4月に会を発足しました。
毎月2回(第1・3木曜日)に熊谷市立熊谷図書館で布絵本の作成・普及活動を行っています。
会発足当時は布絵本作成を指導できるメンバーがいなかったため、施行錯誤を繰り返し布絵本作りを始めました。講習会でお世話になった寄居図書館の『ひだまり文庫』さんのご助言等もいただき、現在に至っています。
毎年2月に寄居町図書館で開催される『図書館まつり』では、熊谷近郊で活躍している布絵本グループの方々と情報交換をしながら、親交を深めています。また、会で作成した布絵本を熊谷市役所の市民活動推進課を通じて、団体に寄付・貸し出しする活動を行っています。

■主な活動

・2007年~ 年1回(秋)『布絵本』の講習会を実施。
       (2012年より熊谷市市民活動支援センターにて開催しています)
・2009年  秩父鉄道上熊谷駅に隣接する『まちの駅くまがや』にて初グループ展を開催。
       熊谷市立図書館と共催で、市内産婦人科にて『ブックスタート』講習会に参加。
       布絵本を紹介。
・2012年  行田市『蔵めぐりまちあるき』イベントにてグループ展を開催。
       熊谷氏『ニャオざねまつり』イベントに参加。

■布絵本の魅力

触って遊べる布絵本ならではの細工

布絵本は紙で作られた本とは違う、触って感じる『触感』を楽しむことのできる本です。触れることであたたかみ、ぬくもりを感じることができます。
お子さんが絵本に触れるのに合わせて自由にお話しを考えることができるので、親子でストーリーを考えながら一緒に絵本を楽しむことができるので親子でコミュニケーションを深めることもできます。
布でできているので赤ちゃんも安心して手にすることができます。外出時の携帯にも便利で、汚れても簡単に洗濯できるため、衛生的です。

■布絵本作成で難しいところ

作成途中のパーツ

登場するキャラクターの表情をつけることが難しいです。場面に合わせてキャラクターの表情を布や糸で作るのですが、数ミリずれただけで全く違う表情になってしまうため気を使います。また、作品をつくる中で細かいパーツを幾つも作ることがあるのですが、布の端の処理などが大変ですね。

■今後の目標

「みにくいあひるのこ」

多くの方に布絵本を知っていただき、興味を持っていただけるように今後も普及活動を続けていきたいと思います。その一環として、布絵本の貸し出しなど、多くの人に見て、触れていただく機会を増やしていければと思います。

■みなさんも布えほんを作ってみませんか

布えほんの会『玉てばこ』ではボランティアで一緒に活動してくれる方を募集しています。活動は毎月2回の定期的な集まりの他に、年1回、講習会と展示即売会を行っています。
◆第1・第3木曜日 10:00~14:30
 熊谷市立熊谷図書館4階 第2講座室 見学随時(1階受付に申し出てください)

■第157回 布えほんの会『玉てばこ』のスポット写真

ひとつひとつ手作業でつくられます
年1回の講習会で作成された布絵本。
「おむろびころりん」
たのしい仕掛けがたくさん。
「みにくいあひるのこ」

作成日:2014/01/14 取材記者:なべさん