くまがやねっと情報局

くまがやねっと > くまがやねっと情報局 > 連載中 > NPO・ボランティア > 特定非営利活動法人 熊谷リリーズふぁいぶるクラブ

NPO・ボランティア

地域

特定非営利活動法人 熊谷リリーズふぁいぶるクラブ

みんな集合

■女子サッカーで、スポーツ振興

「熊谷リリーズふぁいぶるクラブ」(吉田 功 理事長)は、平成24年4月にNPO 法人化しました。
同法人は、地域社会における子どもから大人までの豊かな生涯スポーツライフの普及と振興を図るために、少女サッカークラブ「熊谷リリーズ」を中心に活動しています。
この日は、練習が休みのため、くまがやねっとを運営するくまがや館で吉田理事長からお話を伺いました。

■女の子は自分の納得のいく練習でないとダメ

吉田理事長からお話を伺う学生たち

吉田理事長は、「女の子は、自分の納得のいく指導でないとやりません。また、目的を持っている子と飽きずにやっている子は、上達がやはり早い。」とおっしゃっていました。
コーチ陣はほとんどが子どもたちの父親で、サッカー経験のない人も多くいます。そのため、指導者憲法をつくり、それを頭に入れながら、子どもたちがやりやすいように指導をしているそうです。
吉田理事長は、「これまで、クラブの運営・発展に協力いただきましたクラブマネージャーの大澤氏や各年代の指導者・保護者会の皆さんには心より感謝し、お礼を申し上げたい」とおしゃっていました。

■サッカー一筋な女の子にしない

低学年のパス練習

子どもたちに気をつけていることとして、吉田理事長は、「サッカー一筋な女の子にしないこと」とおっしゃっていました。
小学生のうちはサッカーだけでなく、他のこともやってほしいということだそうです。熊谷リリーズでは、キャンプ、もちつき、りんご狩りなどの行事も行っているとのことです。

■運動嫌いな子を集めて

中学年のドリブル練習

学年が上がるにつれて、男子と女子とでは、体力に差が出てしまいます。男子チームでやっていた女の子が、熊谷リリーズでサッカーをしたところ、女の子だけでやるサッカーをすごく楽しんでいたそうです。
また、吉田理事長は「現在では、運動をしない子が多い。逆に、運動嫌いな子を集めて、体を動かす楽しさを教える運動クラブをするのもいいのではないか。」とおっしゃっていました。
少女サッカーの楽しさを多くの人に知ってもらい、人数がもっと増えたらいいなと思いました。

■結果だけでなく楽しい活動を

高学年のシュート練習

今後について吉田理事長は、「自分たちで、使っているグランドの整備をしたり、グランド周辺の花壇にお花を植えたりしたい。また熊谷は、ラグビーが盛んなので、練習の一環としてタグラグビーを取り入れたい。」とおっしゃっていました。
また、「ここでの活動を通して子どもたちに、協力すること、自分の気持ちの持ち方が大切だということを分かってもらいたい」ともおっしゃっていました。
結果を求めるだけではなく、楽しく活動することを目指しているそうです。
なお、25年度は60名を超えるクラブに成長し、一つの転換期を迎えていますが、勇気をもって対応していきたいと思っているそうです。
同クラブでは「少女サッカー」の他に「女子サッカー・フットサル」、「男子フットサル」、「少女フットサル」、「おじさんサイクリングクラブ」、「花クラブ」等の活動を実施しています。

■熊谷リリーズふぁいぶるクラブの詳細情報

所在地 〒360-0813 埼玉県熊谷市美土里町1丁目111番3
電話番号 048-532-7343
取材日 2013年12月17日(火)
担当 立正大学 社会福祉学部1年 秋山 由里加
立正大学 社会福祉学部1年 濱田 采佳
くまがや館 なべさん
北部地域振興センター 担当 A・K

作成日:2014/01/28 取材記者:くまがやねっと管理人