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熊谷人物伝

歴史 地域

第178回 熊谷うちわ祭 大総代 萩原直幸さん

今回ご紹介するのは、
熊谷うちわ祭 令和6年年番町 第壱本町区 大総代 萩原直幸(はぎわら なおゆき)さんです。
(写真提供:第壱本町区)

■プロフィール

1957年 熊谷市に生まれる。
PDC税理士法人 代表社員
2003年から第壱本町区総代を務め、2024年熊谷うちわ祭大総代就任

■熊谷うちわ祭について

熊谷うちわ祭は、京都八坂神社の末社である熊谷愛宕八坂神社(熊谷市鎌倉町)の例大祭で、毎年7月20日・21日・22日に執り行われます。
熊谷うちわ祭の3日間は、12台の山車・屋台が市内を練り歩き、疫病退散、五穀豊穣、商売繁盛を祈願します。
2012年(平成24年)には、熊谷市指定無形民俗文化財に指定されました。


➡ 詳しくは『関東一の祇園 熊谷うちわ祭』公式HPより
  ご覧ください。
※『うちわ祭』期間中の交通規制略図もご覧になれます。

■熊谷うちわ祭を取り仕切る「大総代」とは

2023年 年番送り(写真提供:第壱本町区)

熊谷うちわ祭には12ヵ町が参加していますが、そのうち8ヵ町(第壱本町区、第弐本町区、筑波区、銀座区、弥生町区、荒川区、鎌倉区、仲町区)が交代で年番町を受け持ち、熊谷うちわ祭を統括します。
大総代はその年の年番町から選出されますが、町中が「この人を」と推薦できる人格者で、祭のことも熟知していなければなりません。
前の祭が終了した直後から祭の最終日まで、1年間に渡り熊谷うちわ祭を取り仕切る大役が「大総代」です。

■大総代 萩原直幸さんにお話しを伺いました

Q:大総代ご就任おめでとうございます。
5月に新型コロナウイルス感染症5類移行から1年が経ち、祭事やイベントの再開が増えています。このタイミングで、魁である第壱本町区が年番区を担うことに、皆さんの期待も高まっていることと思います。
2024年の熊谷うちわ祭をどのように運営していくか、方針を教えていただけますか。


大きな方針としてコロナ禍前の熊谷うちわ祭のスタイルに戻すことを前提に企画運営させて頂きます。熊谷の活力の源と言われる熊谷うちわ祭を4年間のブランクをはねのけて完全復活させていく決意です。
しかし、それは5年前の形をそのまま復活させるものであってはならないと考えております。5年前の形での熊谷うちわ祭には数々の要解決事項が内蔵されていると思います。これらを一つ一つ丁寧に解決し、最低でも今後8年間無事故で盛大な熊谷うちわ祭が持続可能な形で開催できる道筋を示していきたいと思います。

2023年7月20日 熊谷駅前

Q:コロナ禍で一度縮小された祭を、再び以前のような形に戻すのは大変なご苦労があると思いますが、21日の巡行祭の山車・屋台の巡行範囲や曳き合わせ叩き合いなど、以前のような運行をお考えでしょうか。

前年は本石区・石原区・銀座区を訪問しない形でしたが、本年は3地区の熱い思いを反映し従来通りの形式に復活させる予定です。しかし、熱中症対策として以前より叩き合いの箇所を減らして極力短時間にて終了できるよう計画しております。

Q:毎年、熊谷うちわ祭の開催期間は気温30℃を越える真夏日が続いていますが、お祭り参加者や来場者に向けて、取り組んでいる熱中症対策はございますか。

熱中症予防を目的として星川広場に「星川お休み処」(7月21日・22日)を設置し、冷水の提供やミストファン等により涼が採れるようにします。
さらに、7月21日の巡行祭開催時間帯に合わせて、国道17号沿い3か所に「お休み処」を設けます。



① 星川お休み処の設置
期 間 7月21日(日)13時~21時、7月22日(月)13時~21時
場 所 星川広場3か所(市川建設様前、ホシカワカフェ様前、花松様前)

② 巡行祭にてお休み処の設置
期 間 7月21日(日)巡行祭開催時間帯
場 所 ・埼玉縣信用金庫本店営業部様西側 デジミスト設置
    ・埼玉りそな銀行様駐車場 テント設置 ミスト扇風機設置
    ・コミュニティ広場 テント設置 工業用扇風機4台設置


Q:ここ数年、海外からのお客様も増えていると思いますが、熊谷うちわ祭を楽しんでいただくための取り組みがありましたら教えてください。

今回は残念ながら海外からのお客様専用の企画はありませんが、上記のお休み処等を活用し快適に熊谷うちわ祭を堪能して頂きたいと思います。

Q:最後に、うちわ祭にご来場いただく皆様に一言いただいてもよろしいでしょうか。

今回初の試みとして子供用町内生地の甚平プレゼント事業を実施いたします。
市内に住む0才~5歳児を対象に12ケ町の自慢の浴衣生地や手ぬぐい生地を用いて子供用甚平を150着作成し抽選にてプレゼントします。
熊谷うちわ祭りのエリア外の皆様方にも親子で楽しんで頂こうと企画しました。当日は是非該当の山車屋台と一緒に記念写真を撮って、祭を楽しんでもらいたいと思います。


➡ 甚平お申込みフォームへはこちらからどうぞ

■第178回 熊谷うちわ祭 大総代 萩原直幸さんのスポット写真

2023年7月20日撮影 神輿渡御
2023年7月20日撮影 着輿祭
2023年7月20日撮影 初叩き合い
2023年7月20日撮影
第壱本町区(初叩き合い)
2023年7月20日撮影
初叩き合い(熊谷駅前)
2023年7月21日撮影 巡行祭
2023年7月21日撮影 巡行祭
2023年7月21日撮影 筑波交差点
曳き合わせ叩き合い(巡行祭)
2023年7月21日撮影
曳き合わせ叩き合い
2023年7月21日撮影 市役所前交差点
曳き合わせ叩き合い
2023年7月21日撮影 八木橋前交差点
曳き合わせ叩き合い
年番送り
2023年7月222日(第壱本町区提供)

■第178回 熊谷うちわ祭 大総代 萩原直幸さんの詳細情報

ホームページ 『関東一の祇園 熊谷うちわ祭』公式ホームページ

作成日:2024/07/20 取材記者:なべさん