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天然木のコラム

趣味 暮らし ~2023年迄掲載

CNCルーター

木材の更なる活用のため新たに導入したCNCルーターについてご紹介します。

CNCルーターとは?
CNCルーターとは、Computer Numerical Routerの略語で、「コンピューターによる数値制御された切断機」です。
加工できるものは主に木材やプラスチックなど。大和屋で使っているCNCルーターはShop Botという機械で、木材の加工を主に使用しています。


この機械で何がでるのかというと、CADで作成したデータの通りに、木材をカットしたり溝を彫ったり、穴が掘れたりします。早く正確に加工できるのが特徴です。
また、データの通りに加工できますので、人の手で作るには手間と時間のかかる曲線のカットも簡単です。

特徴
コンピューター制御されているため、正確にかつスピーディーに加工することが可能です。
ビットと呼ばれる刃物を付け替えることで、輪郭加工、2D・3D切削、穴あけ加工など様々な加工ができます。
特に、手では難しいR加工を得意としています。

■手順

まずはCADで加工するデータを作成します。
DXFファイルに変換できれば、JWWでもAUTO CADでもイラストレーターでもOKです。次に専門のCADソフトを使用し、先ほど作成したデータに加工する板のサイズ(巾、長さ、厚み)や刃物の種類、加工方法(切るのか彫るのか)などのデータを入れ込んでいきます。

データを作成したら、いよいよ加工開始です。
専用のパソコンを使って、CNCルーターにデータを送ります。

送られたデータを元に、ビット(刃物)が高速回転し、データの通りに板をカットしていきます。
ビットを変えれば、細かい文字を彫ったりすることもできます。
バリが出るので、最後にトリマーなどで仕上げて完成です。

■作品紹介

【PCスタンド】
加工したパーツを組み合わせれば、PCスタンドが完成!CNCルーターは簡単に正確に加工できるということもあり、このようにパーツを使って組み合わせて立体的な家具やオブジェを作ることもできます



【看板】
板材に文字を彫り込んだり、丸みのあるフォントでも綺麗に切り抜くことができます


>>上記2作品の詳細とそれ以外の作品についてはこちら!

コンピューターを使い精度の高い作品を、多く作ることを可能にしてくれるCNCルーター。
細やかな作業も得意なため、端材を有効に活用することにも長けています。
木材の可能性をさらに広げてくれるCNCルーター、今後もその活躍に期待です。

●お問合せ窓口:くまがや館(048-521-4625)

■大和屋株式会社 建材部

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作成日:2022/09/13 取材記者: 大和屋株式会社建材部 ちいさんぽ