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特定非営利活動法人くまがやピンクリボンの会(栗原 和江 代表理事)は、「乳がんの早期発見につながる検診率向上」を目指し、乳がん等撲滅のための普及啓発活動を行っている法人です。
活動の一つとして、熊谷市、行田市の小中学校等で、がん教育「生命(いのち)の授業」を実施しています。
また広報活動として、年に一回「ピンクリボン・デーinくまがや」を開催したり、熊谷市役所に啓発懸垂幕を提供し、毎年10月のピンクリボン月間に掲示したりしています。
熊谷市・行田市委託事業として、「生命(いのち)の授業」を実施しています。子どものころからの正しい知識と理解、正しい情報を選択する力を養ってもらうためのもので、子ども自身の教育となるとともに、受講した小学生が両親に「検診に行ってね」と呼びかけてもらうことにもつながります。
実際に、熊谷市、行田市ともにがんの検診率は、近年上昇傾向にありますが、まだまだ低いのが現状です。平成28年の検診率は、熊谷市で27.4%、行田市で16.3%となっています。がん検診率が50%に上がると、死亡率が下がることがエビデンスでわかっています。
毎年10月は世界的なピンクリボン月間であり、当法人も「ピンクリボン・デーinくまがや」を開催しています。コンサートや講演会等を行うこのイベントは、平成29年で第8回目を迎えます。ピンクリボン啓発活動をより知ってもらうため、熊谷市内をウォーキングする「ピンクリボンウォーク」も行っています。親子・家族連れの参加も大歓迎ですので、興味がある方は是非ご参加ください。今年は10月21日(土)に、八木橋とイオン熊谷店で開催します。
この他にも、「サバイバー茶話会」も行っています。これは、同じ乳がんである人、あった人が集まり、問題や悩みを共有することで、精神的な負担を和らげてもらうことを目的としています。
乳がんというと女性だけの問題と捉えがちですが、男性の理解もとても大切です。また、乳がんは男性もかかります。家族に検診を促すこと、サバイバーを支えることも、正しい理解がなければ難しいことです。
早期発見には定期的な検診が大切です。「がん検診にはがんになってから行く」と思われている方もいるらしく、検診に対する全体の理解が不十分であるということもわかりました。
今回の取材では、上半身の模型を触診して、乳がんのしこりを探す体験をすることができました。実際のしこりの硬さや大きさを実感でき、「こんな小さなしこりで命が奪われてしまうのか」と思わずぞっとしました。探し方は3本の指で身体をやや強く押すという自己触診。簡単なもので、乳がんは見つけやすいのだと思いました。
今回の取材で学んだことを家族や友人に教え、積極的に検診を促し、また、乳がんに対する理解がある男性になりたいです。
所在地 | 〒360-0033 埼玉県熊谷市5丁目67番地 熊谷市市民活動支援センター内オフィス |
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電話番号 | 080-8908-2108 |
取材日 | 2017年7月19日(水) |
担当 | 立正大学 社会福祉学部4年 塩原 達矢 立正大学 社会福祉学部2年 渡辺 祥晶 立正大学 地球環境科学部3年 後藤 祐真 くまがや館 なべさん 北部地域振興センター 担当 S・N |
作成日:2017/08/31 取材記者:北部地域振興センター