特定非営利活動法人そうだんべ | くまがやねっと情報局 | 熊谷のことならくまがやねっと

特定非営利活動法人そうだんべ（福島　増美　代表理事）は、障がい者や関係者等への相談支援と、障害福祉サービスの計画作成及びグループホームの運営を行っている法人です。
法人名の「そうだんべ」は、主に同意を求めるとき等に使う埼玉北部の方言”そうだんべ”と、”相談”を掛けて名づけました。この地域に根付いた事業を行っていきたいという想いも込められています。
相談事業を担っている「障害者相談支援センター八分目」は、100%完璧ではなく、八分目（八割）でいこう、肩の力を抜いていこう、という意味が込められています。
グループホームの名前である「かみひこうき」は、ある曲の歌詞に感銘を受けたため、そこから取られたそうです。
法人立ち上げのきっかけは、福島代表を含む3名が、同じ職場で相談業務を行っていたことから始まります。相談のニーズが多くあり、それに対応するために新たにこの法人を立ち上げました。

グループホーム「かみひこうき」

平成29年6月に運営を開始した「かみひこうき」には、定員いっぱいの7名が入居しています。身体や精神等に障がいを抱えている人を対象に、他の施設では受け入れが難しい人も、こちらでは受け入れるようにしています。
施設のルールにはめていくのではなく、入居者一人一人が自分らしい生活を送ることができるよう、運営しています。

障がいのある本人や、その家族が相談に来た際には、その思いを”聴き”、尊重することを心掛けているそうです。また本人の気持ちに寄り添いながら、過去ではなく、未来をみつめて共に進むことを大切にしています。
目標に向かい一緒に進んでいく中で、喜びや苦しみを一緒に味わえることや、その目標を達成した時、またその人の笑顔をみたり、楽しそうに過ごしている姿をみたときに喜びを感じられるそうです。
「ありがとう」という言葉をいただいたときは、次の支援に向けてのエネルギーが沸くそうです。

地域で暮らす障がいのある人々のニーズに、一つ一つ答えていこうとする心意気に感銘を受けました。またこの法人の特徴ともいえる、他の施設では受け入れてもらえないような人も受け入れるという考えは、入る施設がなくて困っている方にとってのセーフティネットになると思います。
地域の障がい者支援の拠点として、まずます発展していくことが期待されます。