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特定非営利活動法人SK人権ネット

2019年9月に移転した「熊谷なないろ食堂」

■SK人権ネットとは

SK人権ネット(山口 純子 代表理事)は、親子が楽しく食事できる子ども食堂「熊谷なないろ食堂」を運営しています。平成29年にNPO法人化し、月2回のペースで子ども食堂を開催してきました。設立から2年が経過した今年9月からは活動日を週3日に増やし、さらに多くの親子が食堂を利用できるようになりました。中学生以下は無料、高校生以上は200円、大人のみの利用の場合は500円で食事をとることができます。

■熊谷なないろ食堂について

食事はビュッフェ形式

子ども食堂の開催日時は月・水・金曜日の夕方5時から7時半です。多くの親子やボランティアが集まり、楽しい雰囲気で食事をしています。食事はビュッフェ形式なので、食べられないものがある方でも安心です。
食事のスペースは真ん中の厨房を挟んで2つに分かれており、温かい雰囲気の空間です。スペースの端には小さい子どもたちのための遊び場もあります。保護者は、子どもがボランティアと遊ぶ様子を見ながら近くのテーブルで食事をすることが出来ます。ボランティアは大学生が多く、お兄さん、お姉さんと一緒に遊べるのが楽しい、と感じている子も多いようです。

■子ども食堂を知ってほしい、来てほしい

多くの個人・企業から寄付をいただいています

「多くの方に活動を知っていただきたいです。親子の方には気軽に子ども食堂に足を運んでもらいたいですし、地域の方から食材や寄付金をいただけることはありがたいです。」と語る山口代表。今後は、子ども食堂の建物でランチの時間にカフェを営業しその売上金の一部を子ども食堂の資金にすることを計画しているとのことです。「できるだけ早くランチ営業を始めて子ども食堂に還元できるようにしたいと思っています。」とおっしゃっていました。

■取材した感想

熊谷なないろ食堂には子どもたちの笑顔と活気がたくさんあり、現場の空気感や山口代表のお話から学べることは多かったです。子どもの偏食に悩むお母さんの中には「子ども食堂に来ると、いつもは食べないようなものでも食べてくれる。少し気が楽になる。」と語る方もいらっしゃるそうです。取材をする前は「子ども食堂は子どものためのものだ。」と考えていた私ですが、この話を聞き、子ども食堂は頑張っているお母さんに少し息抜きをしてもらえる場にもなるのだと、「子ども食堂はお母さんのためのものでもある。」ということに気づきました。
真剣に子育てをしているからこそ、ふいに限界を感じてしまう日はあると思います。そんなとき、熊谷なないろ食堂は親子を温かく迎え入れてくれます。ぜひ、足を運んでみてください。

■SK人権ネットの詳細

法人所在地 〒360-0012 埼玉県熊谷市上之806番地1
店舗所在地 〒360-0816 埼玉県熊谷市石原1028-8
TEL:048-577-8578 
活動拠点 熊谷なないろ食堂
取材対応者 特定非営利活動法人SK人権ネット 山口 純子 代表理事
取材記事担当者 立正大学 社会福祉学部 3年 生田目 友寿希

作成日:2019/11/13 取材記者:埼玉県北部地域振興センター