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荻野吟子についてガイドをする増田代表
特定非営利活動法人めぬまガイドボランティア阿うんの会(以下、阿うんの会)(増田 哲也 代表理事)は、旧妻沼町の案内を目的とし平成17年から任意団体として活動を始め、平成30年12月にNPO法人化しました。
国宝「妻沼聖天山本殿」や阿うんの会が管理運営する荻野吟子記念館等でボランティアガイドを行うほか、伝統ある妻沼の魅力を若者に伝えるため地元の小学校へ赴き出前講座を行っています。
取材をさせていただくため、私たちは荻野吟子記念館を訪れました。記念館は日本公許女性医師第一号の荻野吟子が実際に暮らしていた妻沼の長屋を約1.5倍に再現して造られたそうです。今年10月には「一粒の麦 荻野吟子の生涯」という映画が公開され、注目を浴びており、より多くの方が訪れています。
展示室には荻野吟子に関連する様々な展示物があり、増田代表が分かりやすく丁寧にガイドしてくださいました。「楽しい・優しい・ゆっくり・笑顔」をモットーに、日々ガイドをしているという阿うんの会。大人だけでなく、子どもにも分かりやすく解説するために、紙芝居を用いるという工夫もされているそうです。
ガイドをする際、台本はありますが自由に解説することが許されており、ガイドボランティアの方々はそれぞれ工夫をして説明しているそうです。そのため、「次は他の人のガイドが聞きたい」というリピーターもいらっしゃるとのことです。
一方で、阿うんの会の活動はガイドボランティアのメンバーにとって生きがいになっているそうです。ガイドを通じて人とコミュニケーションを図ることが生きがいや張り合いにつながっているというメンバーの声もあるとのことでした。
お客さんに慕われ、またメンバーにとっても大事な阿うんの会ですが、今後の活動について増田代表に伺うと「これからも活動を継続するために、会の活動に共感してくれる人を増やしたい。」とおっしゃっていました。また、今後は妻沼地域以外の小学校でも出前講座を行い、より多くの子供たちに妻沼を知ってもらえるよう活動したいそうです。
実際に阿うんの会の方によるガイドを聞き、妻沼の歴史や荻野吟子という埼玉の三偉人の一人をより深く知ることができました。阿うんの会ではガイドボランティアになる前に多くの講座を受けるため、知識豊富なガイドをできるそうです。ぜひ多くの方に阿うんの会のガイドを聞いてもらい、妻沼の伝統・歴史を知ってもらいたいと思いました。
法人所在地 | 〒360-0201 埼玉県熊谷市妻沼1511番地4 |
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取材対応者 | 特定非営利活動法人めぬまガイドボランティア阿うんの会 代表理事 増田 哲也 |
取材記事担当者 | 立正大学 地球環境科学部3年 T・I |
作成日:2019/12/02 取材記者:北部地域振興センター