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特定非営利活動法人エコネットくまがや

「打ち水大作戦2021」の様子(コロナ禍のため会場の様子をオンラインで配信)

今回は新型コロナウイルス感染症対策のため、立正大の学生記者2名がオンラインで取材を行いました。

■特定非営利活動法人エコネットくまがや

エコネットくまがやのロゴマーク

特定非営利活動法人エコネットくまがや(後藤 素彦代表理事)は子どもたちに自然豊かでよい環境を残せるよう活動している団体です。熊谷が40.9度を記録した翌年(2008年6月17日)に設立され、「あっちい熊谷冷まそうよ」を合言葉に、打ち水やしめ縄づくり、植林活動(「私を植えて」)などの活動を行っています。

■様々なイベントを通して環境教育を

しめ縄づくりイベントの様子

エコネットくまがやは主に5つの活動を行っています。
まず1つ目は「打ち水大作戦」です。エコネットくまがやの目玉イベントであり、今年はオンラインにて開催しました。「あっちい熊谷、みんなの力で冷まそうよ!」という掛け声、振付(熊谷流作法)とともに打ち水を行います。
2つ目は「しめ縄づくり」です。田植えから稲刈り、そしてしめ縄づくりまですべて自前で行い、作ったものはお正月飾りとして飾ることができます。
3つ目は「エコくまサイクリング」です。例年は春に行っていましたが、今年は秋に開催しました。サイクリングだけではなく、どんぐり拾いやニンジン堀なども楽しむことができます。
4つ目は植林活動(「私を植えて」)です。熊谷市内の方に苗木を無償で配布し、それぞれの方が植物を植えることによって緑を増やすという取り組みです。涼しい木陰を作ったり、地球温暖化を防止したりすることにも貢献できます。
5つ目は「地球温暖化防止活動推進センター」の運営です。午前中はスタッフが常駐、午後はオンラインでの対応を行っていて、いつでも質問ができるようになっています。

■想いを行動に

森松事務局長は、「思っているだけではなく行動に移すと、今まで気づかなかったことに気づくことができ、大きな感動を味わうことができます。ぜひ若いうちから実行してみましょう。」とおっしゃっていました。
また、依田理事は今後の抱負について、「現在、『私を植えて』の活動では苗木を購入しているが、いずれは種まきや挿し木など様々な方法で緑を増やしたい。そして市民が作った森にみんなでサイクリングに行こう、といった良いことがどんどん回転していくような仕組みを作りたいと思っています。」とおっしゃっていました。

■取材を終えて

コロナ禍でできるイベントは限られてしまうと思いますが、その中でも地球温暖化防止のためにできることはあるのだと、エコネットくまがやの活動を聞いて感じました。
また、地球温暖化を防止するための活動と聞いたとき、最初は「難しいことを考えて、話し合わなければいけないのかな。」と感じていました。しかし実際は、『打ち水大作戦』や『私を植えて』の活動のように、子どもから大人まで楽しみながら気軽に取り組めることだとわかりました。一見これらの活動は、手軽だからこそ小さいもののように感じるかもしれません。しかし、みんながそれぞれできることをやっていけば、それは大きな力となって、地球温暖化防止に貢献することができると思います。私もエコネットくまがやの活動に参加して、地球温暖化防止に貢献したいです。

■特定非営利活動法人エコネットくまがやの詳細情報

法人所在地 〒360-0162 埼玉県熊谷市村岡2288番地
ホームページ 特定非営利活動法人エコネットくまがや
取材対応者 理事 依田 悦代/事務局長 森松 寿夫
取材記事担当者 立正大学社会福祉学部2年 青木 唯華

作成日:2021/11/18 取材記者:北部地域振興センター