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NPO・ボランティア

地域

NPO法人子育てネットくまがや

学生による取材の様子

■NPO法人子育てネットくまがや

NPO法人子育てネットくまがや(大崎 幸恵 代表理事)は、子育てをしているママ同士が悩みや喜びを共感することができ、お母さんたちが笑っていられる場所を作りたいという思いから様々な事業を展開しています。
育児をしている母親たちが困った時に仲間同士で助け合いたいと2004年に市民団体として活動を始めました。そこから「子育て応援マップ」の初版を作成したり、「子育てサークルリーダー養成講座」を開講したりし、2011年にNPO法人化しました。

■子育て世代のための事業を展開

イオン熊谷店内にあるくまっぺ広場。

同法人では、熊谷市地域子育て支援拠点事業2か所、利用者支援事業「くまっぺ相談室」、熊谷市子育て世代包括支援センター「くまっこるーむ」の3つの事業を展開しています。
主となる地域子育て支援拠点事業では、「0・1・2・3さい くまっぺ広場」「くまっぺ広場第2」を開設し、親子の交流や情報提供の場として利用される他、歯科医師や栄養士等の専門家による相談事業を行っています。
緊急事態宣言時は支援拠点を閉室しておりましたが、YouTubeやZoomを利用し、オンラインで子ども向けの手遊び歌等を配信する等工夫して活動を続け、現在は感染対策を講じて事業を再開しています。

■双子ちゃん・三つ子ちゃんの日

イベントの様子

今回は、くまっぺ広場で開催される「双子ちゃんの日」というイベントも取材させていただきました。「双子ちゃんの日」とは、毎月1回、定員8組で、双子の子どもたちが遊べる環境の中で、双子の子どもを持つお母さんたち同士が交流し合うイベントです。
保育士等の専門家のスタッフが見守る中、子どもたちは室内のおもちゃで遊び、お母さんたちは双子の育児についての苦労を共感したり、双子ならではのあるある話で盛り上がったりしていました。

■取材を終えて

「双子ちゃんの日」では、率直にこんなに何組も双子の親子はいるのかと驚きました。ママさんとのお話のなかで新しい発見や意外なお話など双子ちゃんならではのエピソードも聞くことができました。例えば、授乳やおむつ替えなどが2人分あるため、育児にかかる時間も倍になり寝る暇もないとお聞きし、ママさんやパパさんの凄さがよくわかりました。
大崎代表理事からは「双子ちゃんの育児は通常の4倍も大変なんだよ」と教えていただきましたが、参加者の楽しそうな様子から、子育て中の苦労などを「あるある!」と共感しあえる場所がどれほど大切なのかも理解することができました。
子育てはなかなかうまくいかないことばかりで追い詰められてしまうことや逆に子育てをしている人にしかわからない喜びもあると思います。それを共感したり、相談したりする地域子育て支援拠点がくまっぺ広場を含めて、熊谷には19ヶ所あります。
このような社会資源があることがもっと広まり、子育てのしやすい環境を社会全体でつくっていく必要があると感じました。

■NPO法人子育てネットくまがやの詳細情報

法人所在地 埼玉県熊谷市本石2-135 イオン熊谷店3階
ホームページ NPO法人子育てネットくまがや
取材対応者 代表理事 大崎 幸恵
取材記事担当者 立正大学社会福祉学部2年 桑島 瑠希

作成日:2022/10/12 取材記者:北部地域振興センター