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特定非営利活動法人熊谷そば打ち会

学生による取材の様子

■特定非営利活動法人法人熊谷そば打ち会(髙橋 侑一 代表理事)

平成15年の2月に「楽しくおいしいそばを打とう」を合言葉に「熊谷そば打ち愛好会」を発足しました。その後平成28年10月より「特定非営利活動法人熊谷そば打ちの会」へ組織変更し、現在まで活動しています。任意団体からNPO法人に移行したのは、「そば打ち会をもっと多くの人に知ってもらうことで社会貢献したい」という想いがあったからだそうです。

■コロナ禍の影響

そば打ちの様子を見学。本格的!

熊谷そば打ち会では、公民館でのそば教室や小学校での親子そば打ち教室、産業祭での生そば販売などを通して、そばの魅力を広めています。その他、そば打ち道場でそば打ちや麺つゆづくりを学んだり、研修会を行ったりして、会員同士で切磋琢磨しながら活動しています。しかし、ここ3年ほどは新型コロナウイルス感染症感染拡大の影響で、イベントの中止や緊急事態宣言中のそば打ち道場の休止など、活動に大きな打撃を受けました。そのような状況の中、現在は消毒や換気、ソーシャルディスタンスなどの感染対策を万全にして活動しています。

■少しでも多くの人にそば打ちを

そば打ちの一連流れを丁寧に説明していただき
ました♪                 

コロナ禍で最も痛手だったのは、そば打ち教室や産業祭等のイベント活動ができず、会員数の減少や収入面に影響が出たことだそう。特にイベントはそば打ち会を知ってもらうことで、会員を増やすきっかけにもなっていました。また、一部の地域に新聞折り込みで参加を呼びかけましたが、なかなか会員数を増やすことにつながらず悩んでいるそうです。コロナと経済活動の両立が求められ、少しずつイベントが再開されている今、今後の目標について代表理事の高橋さんは、「イベントをたくさん開催し、そば打ち会を多くの人に知ってもらいたい。そして会員を増やし、研修会の参加者も増やしていきたい。」と語っていました。

■取材を終えて

会長の高橋さんの話を聞いていて、一番に感じたことは自分が想像していたよりもそば打ちを真剣に楽しくやっているということです。そば粉は北海道産のものを使っていたり、会員の中にはそば打ちについての教本を作っている方がいたり、本格的にそば打ちをしています。その一方で、そば打ち会の雰囲気は和気あいあいとしており、見学した日もとても楽しそうにそば打ちをしていました。本格的なそば作りが学べるだけではなく、会員同士の交流を通じて仲間づくりをすることができるので、熊谷そば打ち会はとても魅力的な法人だと感じました。
私はそば屋でアルバイトをしたことがあったり、祖父がそばを打っているところを近くで見たことがあったりと、そばと何かと縁がありました。今回の取材を通じて、いよいよ私もそば打ちを体験してみたくなりました。

■特定非営利活動法人熊谷そば打ち会の詳細情報

法人所在地 埼玉県熊谷市上川上534番地10
ホームページ 特定非営利活動法人熊谷そば打ち会
取材対応者 代表理事 髙橋 侑一
取材記事担当者 立正大学社会福祉学部3年 青木 唯華

作成日:2022/10/21 取材記者:北部地域振興センター