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学生による取材の様子
特定非営利活動法人まなびクラブ・リクウェイ(根岸 利一郎 代表理事)は、子どもから大人まで幅広い世代に対し、自然環境・科学などを学ぶ機会を提供しています。
様々な理由により学校に行くことが難しい児童のために、学習の場を提供し始めたことが活動の始まりだそうです。そこから、科学に興味がある児童・生徒を対象に科学を提供する場として活動の幅を拡大していき、楽しい科学体験の「まなび講座」として発展していきました。
科学の普及のために大学の教授や高校の教師、技術者などその道の第一線で活躍する方々が活動に参加されています。
主な活動として、「まなび講座」と「まなびハウス」があります。
「まなび講座」はキララ上柴公民館にて月に一度開催しており、科学の楽しさと面白さを体験から実感できるようにすることを目標として行っています。科学の特徴的な分野や話題性のある題材を取り扱っており、平成29年に法人を設立して以降、開催回数は80回を超えています。取り上げる分野は自然科学、プログラミング、パズル、心理科学などがあるそうです。
一方、「まなびハウス」は毎週土曜日の午後に楽しく探求する場として法人の拠点を提供しています。拠点には実験装置や知育パズル、科学やプログラミングに関する図書800冊が置かれており、参加者自身が興味のあることに自由に取り組むことができます。
そのほかにも、リスキリング講座、出前講座や科学教室など幅広い活動が行われています。
代表理事の根岸さんは、参加してくれる子どもたちに対して「自分自身の課題を見つけ、自らを律することができるようになってほしい。そのためにも、課題を見つけ、向き合う時間を作ること、興味を持って続けるためのサポートをしていきたい。」と熱い思いを感じました。
また、今後の目標について、「科学リテラシーを日常的な身近なものにできるようにしていきたい。科学リテラシーの普及センターとしての確立を目指し、ストーリーを辿るような教材の開発をしていきたい。」ともおっしゃっていました。
実際に「まなびハウス」での活動を見学させていただき、子どもたちが科学に対して真剣に向き合っている姿がありました。実際に置いてある実験器具について子どもたち一人一人が仕組みを理解して説明しており、大人でも説明することが難しい内容を自分の言葉で表現していて凄いなと思いました。また、取材当日に参加していた児童の間では「ジャマイカ」というパズルが一番人気であり、誰が一番に問題を解けるか競争して盛り上がっていました。普段違う学校に通う子どもたちが集まり、楽しく生き生きと過ごしている姿が印象的でした。
法人の皆さんからお話を聞いている中で、「科学」と学校で学ぶ「理科」はイコールではないと知り、とても驚きました。まなびハウスを見学させていただいたことで、科学とはもっと身近で、理科よりずっとわくわくするものだと感じました。また、「まなびハウス」で過ごす子どもたちを見て、学ぶという意識ではなく、疑問に思ったことややってみたいことに挑戦してみることが何事においても大切なのではないかと思いました。
多くの方々がまなびクラブ・リクウェイさんの活動から科学について興味を持っていってほしいなと思いました。
法人所在地 | 埼玉県深谷市上柴町西6丁目15番地7 |
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ホームページ | 特定非営利活動法人まなびクラブ・リクウェイ |
取材対応者 | 代表理事 根岸 利一郎 |
取材記事担当者 | 立正大学経済学部2年 Y・M |
作成日:2024/10/16 取材記者:北部地域振興センター