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一般財団法人埼玉県人会様より「善行賞」を頂戴しました

この度、一般財団法人埼玉県人会様より「善行賞」を頂戴しました。
笠原洋子理事と東京八重洲サピアタワーにて、岡本圀衞会長より賞状と記念品を頂戴しました。
ご推薦くださいました皆様に改めまして御礼を申し上げます。

NPO法人くまがやピンクリボンの会
代表理事 栗原和江さん

【受賞挨拶文】
本日は歴史ある埼玉県人会皆様より、このような賞を賜りまして大変恐縮であり、光栄であり、心から御礼を申し上げます。
私が乳がんサバイバー(survivor・生存者、経験者)になり13年。
くまがやピンクリボンの会を立ち上げたのが2008年5月。たった7人からのスタートで、設立から今日(こんにち)で12年目となりました。
そして、NPO法人となり4年になります。
本日ここに同席しております笠原洋子理事をはじめとした理事・運営委員スタッフが、弊会の活動を根本から支え、また、賛助会員の皆さま方のおかげで啓発活動は成り立っています。

啓発活動の大きな柱のひとつが「がん検診受診率」のアップです。この60年でがん患者は4倍に増えています。
当たり前のように皆様が知るところとなったがんは「2人に1人」が罹患する、ですが、その分、働くサバイバーが増え続けているからです。


検診への受診行動の後押し、早期発見早期治療のすすめ、そして、サバイバー支援を継続し、がんで悲しむ家族やみなさんがひとりでも減ることを目指しております。

また、埼玉県初のがん教育「生命の授業」も熊谷市、行田市の委託事業となり7年目を迎え、年間では埼玉県内約60校の小学校、中学校、高校へスタッフと共に回っております。
今後も時代に沿った、エビデンスに基づく、がんの正しい知識を学ぶとともに、真摯に授業に取り組んでまいりたいと思います。

全国の患者会と連携しての動きとしては、厚生労働省への「冷却装置の保険適用要望書」、「インプラント保険適用署名活動」「高濃度乳房告知に向けての要望活動」「オンコタイプDX検査の保険適応署名活動」など取り組んでまいりました。
がん患者だけのあつまりサバイバー茶話会も熊谷市、行田市、本庄市、東京と4カ所で定期的に開催し、がん患者やそのご家族の心のよりどころとなっています。

埼玉県の県民球団「武蔵ヒートベアーズ」今井社長や、くまがやに本拠地を構えることとなったラグビートップリーグチームのパナソニックワイルドナイツの飯島ゼネラルマネージャーさまにもラブコールを送り、いつの日か球場やラグビー場がピンクに染まる日が来るといいなと思っております。
地元との強力なつながりができることは本当に嬉しいです。

また、行田市忍城のピンク色に染める啓発ライトアップに続き、昨年から国宝聖天様をピンクにライトアップをいたしました。優しいピンク色の光は希望の光です。

そして、昨年9月熊谷市議会では、悲願であった「がん条例」を制定していただくこともできました。
「やればできる」、そう信じています。

ありがたいことに活動の幅が拡がりつつありますが、「初心忘れるべからず」、なぜこの会を立ち上げたのか、何のために私たちは活動をしているのか、そして、これから弊会がやるべきことを見極めながら、地道に限りなき前進をしていきたいと思います。
先に天国に逝ってしまった8人の彼女たちがきっと見守ってくれていると思います。彼女たちと同じ悲しみを繰り返さないために、ピンクリボンの意味を知っていただくこの活動がどうか末永く続いていきますように願ってやみません。

長くなりましたが、以上、ごあいさつとさせて頂きます。
ありがとうございました。

NPO法人くまがやピンクリボンの会
代表理事  栗原和江

■NPO法人くまがやピンクリボンの会

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作成日:2020/02/13 取材記者:NPO法人くまがやピンクリボンの会