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NPO総会を終えて

総会の様子

ぶれない思いを繋いでいきたい。 
支え合う気持ちが つながる元気に! 検診率100%を目指して!
くまがやピンクリボンの会を立ち上げたのが2008年5月10日。設立から今日で丸14年が経ち、NPO法人となり6年となりました。
賛助会員の皆さま方のおかげで啓発活動は成り立っています。昨年度に引き続き、コロナ禍で何ができるかと頭を悩ませた1年でもありました。感染防止対策を徹底させながら「できること」を継続して参りました。
この60年でがん患者は4倍に増えています。
当たり前のように皆様が知るところとなったがんは「2人に1人」が罹患する、ですが、その分、働くサバイバーが増え続けています。
現在、日本人女性の9人に1人が乳がんを発症しています。
埼玉県の死亡原因の第1位が「悪性新生物」であり20,464人が「がん」で命を落としています。その中の乳がんで亡くなられた方は850人、前年度は838人(男性乳癌5人)でした。
近年、がん治療にともなう患者さんへの経済的な負担「経済毒性」の問題が深刻化しています。それに対し、どのように捉え、解決していけばよいのか。「がんによる障害年金の受給」など社会保険労務士やFP、ケアマネージャーなどと患者を繋ぎ、それぞれの立場からフォローアップして頂いています。また、ゲノム医療や緩和ケア科、腫瘍内科のセカンドオピニオンなどの情報を提供しています。
また、コロナ禍でがん検診受診率は30%減とも言われています。例えば熊谷市の乳がん検診受診率が1%減ると約600人の方が検診を受けなかったことになります。
直近の数字では、全国47.4%、埼玉県15.2%、熊谷市16.4%、行田市14%、鴻巣市13.3%、羽生市7.5%、加須市13.8%、深谷市11.7%、本庄市16.2%、美里町17.9%、秩父市3.7%、さいたま市19.1%となっています。
がん検診の受診行動への後押し、早期発見早期治療のすすめ、そして、がんで悲しむ家族やみなさんがひとりでも減ることを願い、皆様がいつまでも健やかでいらっしゃることを願ってやみません。
啓発を進めていく上で、私たち自身がヘルスリテラシーを高めていくこと、アンコンシャスバイアス(無意識の根拠のない思いこみや偏見)など日常にあふれ、誰にでもあるものを、しっかり意識しながらスタッフ一同、前を向いて歩いてまいります。
最後にご報告です。4月より埼玉県がん教育推進連絡協議会委員(埼玉県教育局)、6月より熊谷市社会教育委員に就任致しました。
また、埼玉県がん対策推進協議会委員(疾病対策課)と埼玉県がん教育部会委員(疾病対策課)は継続となりました。今年度も精一杯務めさせていただきます。
どうぞよろしくお願い致します。

NPO法人くまがやピンクリボンの会 代表理事 栗原和江

■AYA支部ロゴ完成

AYA支部ロゴ

弊会(NPO法人くまがやピンクリボンの会)今年度最大のミッションはAYA(あや)世代支部の創設です。
4月の理事会にて若年性乳がんサバイバー5人がプレゼンテーション。そのあふれんばかりの熱い思いを伝えてくれました。

AYA支部のロゴが完成しました。
イラストレーターGORO先生が描き下ろしてくれたWinちゃんのバックに虹が輝いています。
支部長みゅうちゃん、ちっち副支部長、ひとみん、とみちゃん、まっちー、ありがとう。一緒に前を向いて歩いて行こうね。限りなき前進!

■乳がんセミナー&大人のがん教育

【5月22日 熊谷勤労勤労会館ホール】
明治安田生命熊谷支社主催のセミナー&授業が熊谷市勤労会館ホールで開催されました。
今回は会場参加とチームズ配信のハイブリッド方式。やはり皆さまの息づかい(ため息)まで聴こえてくる対面の講演会がいいな、と実感。
最新型視触診モデルも体感いただけますし、AYA世代がんで悩んでいらっしゃる方のご相談にもじっくり対応できました。

【5月27日 古河市】
日本生命小山支社様主催の乳がんセミナー&大人のがん教育。
元アイメイト(盲導犬)のMJと松沢ママ、地元中学校校長先生などたくさんの皆さまが足を運んでくださいました。
同市は一昨年、乳がんで命を落とした方が15人。毎年罹患者数も増えています。毎月の自己触診と定期的ながん検診をお願いしました。

■NPO総会を終えてのスポット写真

AYA支部の皆さんとともに
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理事会でのプレゼンテーションの様子
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■NPO総会を終えての詳細情報

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作成日:2022/07/07 取材記者:NPO法人くまがやピンクリボンの会