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第16回 ピンクリボン・デー in くまがや

10月11日、星川イルミネーション ピンクリボンライトアップ点灯式が執り行われました。

2025年10月11日(土)、「第16回 ピンクリボン・デー in くまがや ―市政20周年記念― 星川夜市コラボ 星川イルミネーション ピンクリボンラインアップ」の点灯式が執り行われました。
会場の星川広場川床では点灯式の後に、富士見中学校保健委員のトークセッションやSKY/HI キッズダンス、埼玉県立熊谷商業高等学校バトン部によるダンスパフォーマンス、フルート演奏などが行われ、来場者を楽しませてくれました。



     「くまがやピンクリボン」ブース          星川では活動紹介の動画も上映

■羽賀登喜子実行委員長 挨拶

今年は、熊谷市制20周年を記念して、そして星川夜市さんとのコラボで開催しています。
そして今年は、この星川をピンクにライトアップします。
ピンクの光には、乳がんの早期発見・早期治療の大切さ、病と闘っている方、支えるご家族、そして亡くなられた方への祈り、『命を想う優しさ』のメッセージが込められています。
ピンクリボンの活動は、乳がんの正しい知識を広めるだけでなく、「誰かを想う優しさ」や「生きている幸せ」を分かち合う運動でもあります。


さらに今年は、熊谷市内すべての中学校16校の保健委員の皆さんが、命と健康への想いを込めたメッセージを届けてくれました。それぞれの学校で制作した『ルミナリエバック』が、今夜だけ星川の川沿いに並んでいます。ピンクの光と子どもたちの言葉が重なり、まるで熊谷全体がひとつになって、命を想い合う夜になります。
このように開催できましたのも、ご協賛・ご協力くださった企業や団体、学校、行政、地域の皆さまの支えがあってこそです。
心より感謝申し上げます。
今日のピンクの光が、皆さんの心にもあたたかくき、“明日への希望の光”となりますように。

■栗原和江代表 挨拶

生命(いのち)の授業

私は乳がん患者です。
今から18年前にがんの告知を受けました。
現在、日本人女性の9人に1人が乳がんを発症しています。
くまがやピンクリボンの会を立ち上げたのが2008年5月10日。
設立から今日(こんにち)で18年目になります。
弊会の大きな柱のひとつが「がん検診受診率」のアップです。
わが町熊谷市では、令和4年乳がん49人(前年度より20人増)・子宮頚がん17人(前年度より8人増)、前立腺がん33人の熊谷市民が命を落としています。年間では、1,135人(前年より529人増加)もの市民が「がん」で命を落としている現状があります。
私が乳がんに罹患した2007年の熊谷市の乳がん検診受診率はたった7.5%でした。
それが直近の数値(令和5年)では16.4%まで上がりました。
ひとえに熊谷市の委託事業となっている「がん教育・生命の授業」のおかげさまなのではと思っています。
がん教育を受けてくださった小学生・中学生の子ども達が、「おじいちゃん、おばあちゃん、おとうさん、おかあさんにがん検診に行ってね!」と伝えてくださっている成果が数字となり現れています。

弊会は年間約50校でがん教育を展開しています。
小林哲也市長になられてから熊谷市は加速度的に「がん対策」が充実しています。
男子への子宮頸がんワクチン接種を始め、がん患者へのウイッグ、アピアランスケアへの支援、若年性がん患者への支援など、本当に素晴らしい政策です。
本年1月に弊会運営委員の根岸友香が46歳で、そして、先月9月8日に中島千尋さんが55歳で天国に召されました。
彼女たちは最後の最期まで治療を諦めませんでした。
中島千尋さんは現役の市議会議員としても「がん対策」に奔走する議員人生でした。
本当に立派でした。
がんが憎いです。がんが憎くてたまりません。
私たちは、がん検診の受診行動への後押し、早期発見早期治療のすすめ、そして、サバイバー支援を継続し、がんで悲しむ家族やみなさんがひとりでも減ることを願ってやみません。

「キャンサースライバー(Cancer Thriver)」という言葉があります。
がん経験者が過去の困難を乗り越え、新たな価値観や目標を持って、より自分らしく輝く人生を送ること「がんと共に、自分らしく生きる」という力強いメッセージが込められています。
ありがたいことに活動の幅が拡がりつつありますが、「初心忘るべからず」、なぜこの会を立ち上げたのか、何のために私たちは活動をしているのか、そして、これから弊会がやるべきことを見極めながら、地道に限りなき前進をしていきたいと思います。
ありがとうございました。

■啓発ライトアップ

この10月は星川のほかにも国宝聖天様の貴惣門と平和の塔、熊谷駅北口、熊谷次郎直実公、行田市忍城のピンクリボン啓発ライトアップをしています。
また、個人事業主の社屋(小林歯科医院様、ダスキン平戸様、ヤクルト様)のライトアップも徐々に増えて参りました。

■イベントの様子


             富士見中学校保健委員によるトークセッション


         SKY/HIによるキッズダンス 2チームがステージに上がりました


    埼玉県立商業高等学校バトン部によるダンスパフォーマンスと、ル・リアンのフルート演奏


        ピンクリボンライトアップ点灯で、星川夜市もピンク色に染まりました。

■第16回 ピンクリボン・デー in くまがやのスポット写真

点灯式の様子
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くまがやピンクリボンブース
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熊谷市内の中学校16校の保健委員のメッセージが飾られました
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小林市長にご挨拶をいただきました。
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小林市長とともに
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熊谷駅前 熊谷次郎直実像ライトアップ
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■第16回 ピンクリボン・デー in くまがやの詳細情報

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作成日:2025/10/16 取材記者:NPO法人くまがやピンクリボンの会