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学生による取材の様子
この法人は、公民館などで健康ヨーガの体験会を行い、ヨーガを通じた生活の質の向上を考えるNPO法人です。
法人設立前は熊谷駅前で小さな教室を開いていましたが、活動を次の世代へつなげたいとの思いから法人化しました。教室を始めてから今年で45周年を迎えます。
「パンニャ・メッタ蓮華会」という名前は、法人化前の団体名である「ヨーガ蓮華の会」に由来し、「パンニャ・メッタ」はサンスクリット語で、知恵と慈悲を意味しています。

公民館などで健康ヨーガを行っています。ヨーガはもともと修行の一環でしたが、ここでは体を通じて心身を整え、生活に調和をもたらす健康のためのヨーガを実践しています。
ヨーガのポーズを学び、体を柔らかくし、心身を整えるような運動を行うだけではなく、日々の心掛けや考え方も一緒に学べるのがパンニャ・メッタ蓮華会の特徴です。コロナ禍にはオンライン教室を開催し、国外からの参加もありました。
また、国内外の団体への寄付も続けており、令和6年度には「ペシャワール会」「難民を助ける会」、令和5年度には「難民を助ける会」に加え、「能登半島地震災害義援金」にも寄付されています。
「誰もが健康で安心して暮らせる平和な社会をつくりたい」という思いが原動力になっているそうです。
パンニャ・メッタ蓮華会の活動目標は「自立、共存、共生」です。
代表の川原田様は、「人は生まれながらに寿命を持ち、その限りを健康に、自立して生きることが大切です。しかし、自分だけが健康であっても十分ではありません。そのため、共に生き、互いに支え合う「共存、共生」を重要視しています。」とおっしゃっていました。
また、ヨーガの最後に3回唱える「シャンティ」という言葉は平和を意味し、自分・身近な人・世界中の人々の幸せを願う言葉です。自分が満たされているからこそ、その一部を誰かに分け与えることができるという思いを大切にしています。
代表の川原田様は、穏やかで落ち着いた雰囲気の中に、強い芯を感じさせる方で、その姿にとても惹かれました。
また、海外への寄付活動を始められたきっかけが、インドへのご旅行だったことも印象的でした。現地で懸命に生きる人々を見て「自分にできることは何か」と考え、すぐに行動へ移された姿勢に深く尊敬の念を抱きました。
取材では、厳かな空気の中でヨーガを体験させていただきました。呼吸に合わせてポーズを変えるたび、心と体がほぐれていく感覚があり、集中して取り組むことができました。
ヨーガを通して心身を整え、自分や周りの人々、そして世界の平和を願うことの大切さを体感でき、とても貴重な経験となりました。
ヨーガを通して新たな気づきを得たい方、自分と向き合う時間を持ちたい方は、ぜひ一度パンニャ・メッタ蓮華会を訪ねてみてはいかがでしょうか?
| 法人所在地 | 埼玉県熊谷市押切310番地 |
|---|---|
| 取材対応者 | 代表 川原田 久枝 理事 泉名 操 |
| 取材記事担当者 | 立正大学地球環境科学部3年 鈴木 詩緒里 |
作成日:2025/10/17 取材記者:北部地域振興センター