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千葉県松戸市にある、こすもす保育園をご紹介します。秋桜をモチーフにしたシンボルマークを持ち、「秋桜にかかわるすべての人に笑顔を…」を企業理念に掲げています。
・自分や他者を大切に思う心を育む保育
・保護者や地域の方にも信頼されながら共に子どもたちを育てていける仕組みや環境を創る
・子どもにとって何が最善かを常に探求し実践する保育
こすもす保育園の魅力はなんといっても園舎です。保育施設には珍しい南国デザインになっています。
(福)永春会のシンボルツリーが『ヤシの木』であることから、設計者に「バリ島の保育はどうですか?」と言われたことをキッカケに調べたところ、バリ島では島全体で育児を行っていることを知ります。「老人とこどもが幸せな場所はみんなが幸せ」と考えている吉岡統括施設長は『昔の日本』と重ね、コンセプトをバリ島にすることを決めたそうです。
町並みに合うように園舎の高さは低く、植木やインテリアが園舎を落ち着いた雰囲気に彩ります。床は石のタイルになっているので、乳児クラスがベビーカーに乗って園舎内を散歩することもあるそうです。また素足で生活している園児達は転ぶことも少ないとのこと。3つに分かれた園庭と園舎を繋ぐ廊下の窓を開放するとフラットになり、開放的で風通しの良い、一体感のある姿へと変わります。
そして、室内にあえて園児が先生から隠れることのできる穴倉(デン)を作ることで、魅力的なスペースが生まれました。園児だけでなく、見学に来たこども達が一目散に走って行く程、魅力的な場所です。
こだわり抜いた設計はバリ島に行ったような感覚になり、心地良く、時間が経つのをつい忘れてしまいます。
こすもす保育園のランチは一般的なランチと少し違います。
十人十色という言葉があるように、たくさん食べられる子もいれば、少ししか食べられない子もいます。みんなと同じ量を食べられない子に無理に食べさせてしまうと、食べることが嫌いになってしまうかもしれません。
そこで食べる量が増え、楽しくなるようにするにはどうしたら良いかを考えてたどり着いたのが『バイキング形式』でした。
自分で決めた量を全部食べられた時、それは園児の小さな達成感となり、だんだんと自信へと変わっていきます。自信が身に付くと、「たくましさ」となって園児に表れてきます。
食べられる量だけとなると栄養面が気になりますが、調理の方全員が資格を持つ栄養士です。園児と食べる量を決める時に、 栄養バランスもしっかりと考えてくれるので安心です。
また、幼児期は味覚を育てる大切な時期でもあります。乳児期の時は薄味に気を遣う人が多いですが、幼児期になると大人と同じものを食べる家庭が多いです。そうした中、「出汁を基本としたコクのある料理」を食べることで、園児達は『食の本当の美味しさ』を学んでいきます。
バイキング形式などの取組みは、「大きくなったこども達に『保育園が楽しかった!』と言ってもらえる園にしたい」という園長の思いが込められています。
待機児童の多い松戸市では近所に保育園があっても入園できなかったり、自宅から遠かったりすることが多く、出産後に仕方なく退職する人が多く居ました。そうした人達を少なくしたい気持ちと、地域への恩返しの気持ちを込めて『こすもす保育園』を建てたそうです。
保育方針の「自分や他者を大切に思う心を育む保育」を自ら実践した場所で過ごすことで思いやりがあり、たくましい子に成長することを楽しみにしています。
保育園名 | 社会福祉法人永春会 こすもす保育園 |
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住所 | 千葉県松戸市栄町西3-1049 |
電話番号 | 047-367-7775 |
ホームページ | 社会福祉法人永春会 TOPページ |
ホームページ | 社会福祉法人永春会 こすもす保育園 |
協力 | 大和屋株式会社 工事部 |
作成日:2015/11/30 取材記者:わたなべみな