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栃木県佐野市で隣接する真宗大谷派浄泉寺を母体とした仏教園を営む、洗心幼稚園をご紹介します。
2015年6月に既存の園舎に新しい園舎を加え、0~2歳の乳児保育も始まりました。
・元気で明るい子ども
・何でも一所懸命にできる子ども
・素直に「はい」と言える子ども
・「ありがとう」と感謝のこころをもてる子ども
『継続は力なり』のことわざがあるように、毎日行うことで身に付くことがあります。
ひとつは、ウォーミングアップの駆け足。通園している園児は、朝は体も頭もまだ起きていない状態の子が多いそうです。駆け足をすることで体が温まり、園児達は自然と目が覚め、活動的になります。ヒトは活動的になると集中力が高くなり、物事に対して前向きに取組むようになります。また天気が良い日は園庭を、悪天候の時は園舎内で行うので欠かすことはありません。毎日行うことで、体力づくりにもなっています。
脳科学では運動神経の発達は6歳までには9割が完成すると言われていて、運動神経を付けるには普段行わない動きも含む運動をすることが大切だそうです。
こうした考えを基に、器械体操も取り入れています。
この2つは「運動ができる子になって欲しい」との思いで行っている取組みですが、佐野園長はさらに先を見据えていました。一般的に『運動ができる子=足が速い』などの身体能力が高い子を思い浮かべますが、洗心幼稚園では「必要な時に必要な動作を引き出せる子」のことを指します。これを身に付けるために運動能力が1番伸びるとされている3~5歳で器械体操を行い、運動神経を発達させていきます。
毎日行うことで運動不足が解消され、園児達は健康になりました。さらに柔軟性も高くなったことで、入園時よりもケガが少なくなったそうです。園児達の器械体操は基礎が身に付いているので、キレイで感動しました。
活動的なことをしている印象が強いですが、絵本を読むことにも力を入れています。
絵本を読み終わると絵本ノートに書き込みます。また教室の掲示には、今までの人生で何冊読んだのかが一目で解るように『見える化』がされていました。見える化することで、達成感が自信へとなり、絵本を読むことが楽しみに変わります。
また絵本を読むことが苦手な園児もいます。それは、文字が読めないから。そういった園児には最初から五十音を教えるのではなく、まずは自分の名前に興味を持ってもらい、文字に対して親しみを感じてもらえるような工夫がされています。
洗心幼稚園では挨拶することを大切にしています。
挨拶と聞くと朝は『おはよう』、昼は『こんにちは』といった形式を思い浮かべますが、園児達には形式よりも「挨拶を口にすることが大切」だと教えています。
小さい頃は時間を問わず「おはようございます!」と言っていた園児も、大きくなるにつれて時間に合った挨拶を覚えていきます。実際に園内で小学生を対象にした洗心塾も開かれていますが、小学生が来てから向かうのはまず職員室です。小学生の中には卒園児も居て、先生たちにしっかりとした挨拶をしていました。形式にばかり目を向けるのではなく、小さい頃から挨拶をする習慣を付けることで大人になった時に大きな差となって表れてくるのだと思います。
洗心幼稚園では先を見据えた取組みを多く行っています。
基本をちゃんと覚えることで大人になった時に礼儀正しく、頼もしい存在へと成長しているのではないでしょうか。どんな大人になるのか、将来が楽しみです。
保育園名 | 学校法人浄泉寺学園 洗心幼稚園 認定こども園 |
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住所 | 栃木県佐野市久保町38-1 |
電話番号 | 0283-21-1155 |
ホームページ | 学校法人浄泉寺学園 洗心幼稚園 認定こども園 |
協力 | 大和屋株式会社 工事部 |
作成日:2016/01/20 取材記者:わたなべみな