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熊谷人物伝

歴史 地域

第159回 熊谷うちわ祭 大総代 八木橋宏貴さん

今回ご紹介するのは、
熊谷うちわ祭 平成26年年番町 仲町区 大総代 八木橋宏貴(やぎはしひろたか)さんです。

■プロフィール

1973年 熊谷市に生まれる。
2002年 4月 株式会社八木橋に入社
2008年 3月 株式会社八木橋 常務取締役
2010年11月 株式会社八木橋 代表取締役社長

■うちわ祭について

2013年7日20日撮影/熊谷駅前

平成24年に熊谷市指定無形民俗文化財に指定され、関東一の祇園と謳われる『熊谷うちわ祭』。
熊谷の八坂神社は京都の八坂神社の末社にあたり、毎年7月20日・21日・22日に八坂神社の例大祭が執行されます。
熊谷うちわ祭の3日間は、12台の山車・屋台が市内を練り歩き、疫病退散、五穀豊穣、商売繁盛を祈願します。
うちわ祭を仕切る最高責任者である大総代は、第壱本町区、第弐本町区、筑波区、銀座区、彌生町区、荒川区、鎌倉区、仲町区の8ヶ町が持ち回りで『年番』を受け持つ建制順で、その年の『年番』となった町内から選ばれます。

■ふるさと再発見「祭りの力」

昨年末、京都清水寺で発表された今年の一文字は『輪』でした。
対人関係や地域コミュニティをはじめとする現代社会全般において、それぞれの「輪」が切れ切れになっているように感じられる昨今、その絆をつなぎ直して大きな「輪」を創るのに、『祭りの力』が大きな役割を果たしている事は間違いないことと思います。
260余年続くとされる『熊谷うちわ祭』が、地域の人と人をつないで輪を創り『ふるさと熊谷』という大きな輪へ導き、熊谷への想いをより深くすることができると確信しています。そしてこの歴史を継承し発展させることは、熊谷人の義務でさえあるように思えます。
ご見物いただく皆様を含め、祭りに参加される全ての皆様の力によって、『熊谷うちわ祭』を魅力あるものとし、「ふるさと熊谷」の素晴らしさを再確認していただく、これこそ、年番町仲町區が希望するところです。

■熊谷うちわ祭 今年の見どころ

2012年7月21日撮影/籠原本町区 屋台

2年ぶり、籠原本町の屋台が参加!
2012年の巡行祭に初参加した籠原本町の屋台が2年ぶり(2度目)となる熊谷うちわ祭に参加。熊谷市内を13台の山車・屋台が巡行します。


3町区の山車・屋台に注目!
年番区、仲町区の山車化粧直しを始め、本石区の車輪新調、第弐本町区の見送り幕新調など、山車・屋台の部分的な改修・改装が行われました。昨年とは趣のちがう3町区の山車・屋台に注目です。

熊谷コニュニティ―広場で涼しさ体験!
今年で4回目を迎える「うちわ祭・de・ほっとスペース」では、お子様の人気を集めた「雪遊び広場」を今年も開催! 昨年より雪量を増やして、長野県の山ノ内町から足湯がと共に届きます。
また、2019年ラグビーワールドカップ、熊谷招致のためのPRブースをはじめとするイベントが開催されます。

■熊谷うちわ祭日程

山車・屋台の運行や年番送りなどは例年通り(変更の可能性あり)。
露店は20日は出店せず、21日・22日のみ出店します。

・詳しくは『関東一の祇園 熊谷うちわ祭』公式HPよりご覧ください。
 ※『うちわ祭』期間中の交通規制略図もご覧になれます。

■うちわ祭りに向けて

「平成26年度の年番を務めるにあたり、栗原宮司より『殿師磐石(でんしばんじゃく)』という言葉をいただきました。殿師とは軍隊の殿軍のことで、建制順の殿である仲町區が滞りなく祭りを務め、次年の魁たる式年に備えるようにという意味です。第壱本町から始まる8年の建制順の集大成として盛大に祭を執行すると共に、無事故で祭りを締め括るために尽力していきたい。是非『熊谷うちわ祭』においでください。」

(八木橋宏貴さん)

■第159回 熊谷うちわ祭 大総代 八木橋宏貴さんのスポット写真

2014年7月20日/駅前の初叩き合い
2014年7月20日撮影
2014年7月21日撮影
2014年7月21日/巡行祭
2014年7月21日/行宮参り
2014年7月21日/八木橋前叩き合い
2014年7月22日/行宮祭
2014年7月22日/八木橋裏5町叩き合い
2014年7月22日/熊谷駅前3町叩き合い

作成日:2014/07/05 取材記者:なべさん