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愛染堂落慶式・愛染明王一般公開

2016年9月18日(日)、熊谷市下川上の宝乗院 愛染堂にて落慶式が営まれました。
建立から290年の長きに渡り、人々を見守り、希望を与えてきた愛染堂。
「愛染」が「藍染め」に通じるということから、熊谷市内だけでなく関東一円の染色業者の信仰も多く集めました。
戦後、染色業衰退と共に参拝者も減少。2008年に屋根の一部が崩落したことで愛染明王坐像は愛染堂からの避難を余儀なくされました。

愛染堂の窮状に地元有志による愛染堂保存修理委員会が募金を募り、熊谷市からの補助金500万円と合わせた約2400万円を集め、愛染堂保存修理工事を無事に終えることができました。

■愛染明王坐像 一般公開

本尊の愛染明王坐像は像高1.5m(台座と合せると2.42m)、全国的にも類稀な大きさの像で、御開帳は50年に一度と執り行われてきました。
9月18日の落慶式と共に、55年ぶりに秘仏の愛染明王が御開帳され、約500人が見学に訪れました。

■愛染堂落慶式・愛染明王一般公開のスポット写真

修復を終えた愛染堂
式典の様子
PR親善大使 土田彩花さん
修理された欄干と屋根
修理された屋根部分

作成日:2016/10/02 取材記者:なべさん
写真提供:清水海流氏